止められないAI利用の統制設計

“シャドーAIはある”前提で考える、現実的なAI利用統制の判断軸

承認を経ずに使われる「シャドーAI」は、一律禁止すべきか、それとも許容すべきか。情シスに判断が集中する構造そのものが、AI活用と統制を難しくしている。本稿では「使われる前提」で線を引くための考え方を整理する。

 生成AI(人工知能)ツールの急速な普及により、IT部門の承認を経ずに現場で利用される「シャドーAI」が、多くの企業で課題として認識されるようになってきました。一律禁止すべきか、それとも現場の判断に任せるべきか、この二択で悩む情シス担当者は少なくありません。

 しかし、実際には「完全に止める」ことも「完全に自由にする」ことも、それぞれに課題があります。本稿では、AIツールを“使われる前提”で捉え、どこまでを許容し、どこからを統制対象とするのかという観点からガイドラインを設計するための考え方を整理します。

シャドーAIは問題なのか

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