AI時代のナレッジマネジメントの“正解”

システム分断の“壁”をどう越える? 三菱UFJ信託銀行の「Box」活用術

三菱UFJ信託銀行がコンテンツ管理に「Box」を採用した。これまで複数の業務システムに分断されていたデータの一元管理を目指す。金融機関に求められる高度なガバナンスとAI活用を両立させる秘策とは。

 金融機関にとって、サイバーセキュリティの強化やシステムの近代化は避けて通れない課題だ。三菱UFJ信託銀行も例外ではなく、総合的なアクションプラン「MUTB-DX」を掲げ、業務インフラの強化に取り組んでいる。一方で、同行の内部には大きな“壁”が存在していた。従来、複数の業務システム間でコンテンツが分断されており、データを組織横断的に活用したり、一元的に管理したりすることが困難だったのだ。

 データ分断を解消するため、三菱UFJ信託銀行が次世代のコンテンツ管理ツールとして白羽の矢を立てたのが、Box社のファイル共有サービス「Box」だ。クラウドサービスへの移行によって、これまで分散していたデータを集約し、組織の枠を超えた情報の利活用を促進する。アクセス制御や監査機能を用いることで、金融機関に不可欠な高度なガバナンス体制を維持したまま、情報の共有を実現する仕組みだ。セキュアなデータ集約の先に見据える、次世代金融インフラの姿とは。

ばらばらなデータを安全に抽出

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