ISO 27001の限界を補う施策を紹介

リスクアセスメントをしているのに「うちは安全なの?」に情シスが口ごもる問題

ISO/IEC 27001を導入しているものの、「自社のセキュリティ水準」を明確に答えられないという声がある。その背景には、実効性や対応力を可視化しにくいという課題がある。ではどうすればいいのか。

 情報システム部門(以下、情シス)の会議室では、こんな会話が起きがちだ。「今年度のリスクアセスメントが完了し、管理策の対応率は昨年比で15%改善しています」「それで、うちは安全なの?」「対応済みの管理策については一定の効果が期待できます」「安全でないケースもあるということ?」――。

 この沈黙は、担当者の準備不足でも知識不足でもない。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際標準規格「ISO/IEC 27001」(以下、ISO 27001)に基づくリスクアセスメントを堅実に実施している情シスほど、この問いに詰まりやすい。なぜアセスメントをするほど答えにくくなるのか。その構造を整理する。

アセスメントすればするほど答えに窮する理由

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