ダウンタイムコストから考えるバックアップ最適化

「テープかディスク」はもう古い? コストから再考するバックアップインフラ選定法

企業のバックアップ戦略にテープやディスクの利用がある。しかしそれらの二者択一ではなく「3-2-1-1-0ルール」に基づいた設計に注目が集まっている。

 ランサムウェアや大規模障害への備えとして、バックアップは企業の事業継続を支える重要な基盤である。しかし、バックアップ製品を検討する際、「テープは古い技術だから不要」「ディスクだけ導入すれば十分」と考える企業も少なくない。

 実際には、テープとディスクは競合する技術ではない。それぞれ得意分野が異なり、近年の企業では両者を組み合わせる運用が主流になりつつある。

 重要なのは、「どちらが優れているか」ではなく、「どのデータを、どの目的で守るのか」という視点だ。本稿では、テープとディスクの戦略的な違い、TCO(総所有コスト)とダウンタイムコストの考え方、そして最新のバックアップ設計である「3-2-1-1-0ルール」を整理する。

テープとディスクは「守る目的」が異なる

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