AI運用費が人件費を超える逆転現象も?

3カ月で1年分の予算が消滅? AI導入で情シスが陥る「トークン破産」を防ぐには

LLMの利用拡大に伴い、AIのトークン消費によるコスト増大が企業の新たな課題となっている。Pegasystemsは、AIの利用量ではなくビジネス成果に応じて料金を設定する新たな課金モデルを紹介する。

 大規模言語モデル(LLM)の利用コスト増大が、企業に再考を促している。AIモデルの高度化に伴い、クエリ当たりの「トークン」費用が大幅に増加した。一部では、驚くほど高額な請求が発生する事態も起きている。

 AI活用には固有の変動性があり、タスクごとのコスト予測はもはや困難だ。CRM(顧客関係管理)ベンダーPegasystemsの最高技術責任者(CTO)、ドン・シューマン氏は「同じプロンプトでも、ある日は即座に回答が返ってくるが、別の日は5分かかり、月間のトークン予算の10%を消費することもある」と指摘する。

 多くの企業は、組織にもたらすメリットを十分に検証しないまま、従業員にAI活用の最大化を促してきた。こうした「トークン利用の最大化」(トークンマクシング)は、企業に予想外の請求書を突き付けている。

 2026年5月には、UberのCTOプラビーン・ネッパリ・ナガ氏が、同社で利用している「Claude Code」の2026年分の予算を、年初からわずか3カ月で使い果たしたことを明らかにした。

AIトークンのコスト増を避けるための勘所は

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