専門家も見破れないフェイク

AIは「助手」から「攻撃主体」へ 毎月高リスクなAI利用をする企業が9割

サイバー攻撃の現場でAIツールが「自律的な実行者」へと進化を遂げている。Check Point Researchによると、攻撃者は複数の商用AIツールを操り、システムへの侵入を自動化している。どう対策すればよいのか。

 サイバーセキュリティの脅威は日々高度化しており、企業は終わりの見えない対処に追われている。AI技術の成熟によって、誰もが自然な文章や高度なプログラムを作成できるようになり、サイバー攻撃への参入障壁が大きく低下した。これを受けて、企業は自社のデータ資産やシステムをいかに守るかという課題に直面している。

 Check Point Software Technologiesの脅威インテリジェンス部門であるCheck Point Research(CPR)は、年次調査「AI Security 2026: From Assistant to Operator」を発表した。本レポートは、Check Point Researchが2025~2026年に収集したインシデント、テレメトリー(稼働状況)、独自のケーススタディーを対象としたものだ。

 分析の結果、機密情報を含む高リスクなプロンプトの割合が2%から4%に増加したことが判明した。約9割の企業が毎月少なくとも1件の高リスクなAIツールの利用を経験しており、日常業務に重大なリスクが潜む実態が浮き彫りとなった。AIツールはもはや攻撃者の「優秀な助手」ではなく、自ら攻撃を遂行する「実行者」へと変貌を遂げており、企業は抜本的な対策の見直しを迫られている。

AIはもはや助手ではない

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