特集/連載
iPhoneでAndroidアプリが動作、「仮想モバイルインフラ」は使いものになるか?:デバイスへのデータ保存なしでより安全に
仮想モバイルインフラ(VMI)を使用すると、データセンターでモバイルOSをホストして、ほぼ全ての端末にOSを配信できるようになる。だが、VMIが成功するにはインターネット接続が必要など幾つかの課題がある。
関連キーワード
OS | Android | BYOD(Bring Your Own Device) | デスクトップ仮想化 | iOS | VDI(Virtual Desktop Infrastructure)
既存のVMI製品はAndroidをホストOSとして使用。端末の種類を選ばずAndroid用アプリが使えることになる。画像は米Googleの最新版Androidを搭載したタブレット「Nexus 9」《クリックで拡大》
仮想モバイルインフラ(VMI)は、リモートデスクトップテクノロジーと似た概念の新しいテクノロジーだ。懐疑的な見方をされることも少なくないが、現在このテクノロジーには多くの注目が集まっている。
仮想デスクトップインフラ(VDI)と同様、VMIはデータセンターでOSをホストし、ユーザーは各種端末からリモートでOSにアクセスできる。VDIと異なるのは、ホストするのがデスクトップOSではなくモバイルOSであることだ。VMIのクライアントはモバイルアプリで、VMIのリモートディスプレープロトコルはタッチ入力とモバイル接続の処理に特化して設計されている。VMIを使用すると、データセンターでホストしているモバイルアプリを任意のプラットフォームを搭載したモバイルデバイスに配信できる。
関連記事
- 私物iPhone/Androidスマホを使うなら守るべき“たった4つの条件”
- iOS 8 vs. Android 5.0、管理機能の比較で見えてきた両OSの選択ポイント
- iOS 8 vs. Android 5.0、セキュリティ機能の差は本当に縮まったか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.