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「高価でも価値がある」PCIeがNVMe-oFに負けた理由とはラックスケールPCIeの落日?

NVMe-oFの普及は目覚ましい。NVMe-oFプロトコルを採用したストレージシステムが増える中、ラックスケールのPCIeが衰退した理由を探ってみる。

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PCIeとNVMe

 わずか数年前、NVMe-oF(Nonvolatile Memory Express over Fabrics)が登場するまでは、データセンターがラックスケールのPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)ファブリックを基盤にすると考えられていた。

 PCIe向けのインタフェースとして「OcuLink」規格が整備され、半導体企業のBroadcomやIDTは商用PCIeチップをリリースした。その結果、DellやHP、その他のスタートアップ企業は、FPGA(製造後にプログラムが可能な集積回路)をプログラミングする必要も、もちろんASIC(特定用途向けに製造された集積回路)を設計する必要もなく、ラックスケールのシステムを構築できるようになった。

外付けのPCIeで実現したかったもの

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