特集/連載
「クラウドが止まったら会社も止まった」を全力で回避する“3つの対処法”:クラウド障害に備えるには【後編】
クラウドサービスの障害によるビジネスへの影響を最小限に抑えるために、企業ができることは何なのか。主要な3つのポイントを解説しよう。
オンプレミスのシステムと同様、クラウドサービスも障害とは無縁ではない。Amazon Web Services(AWS)、Google、Microsoft、Meta Platforms(旧Facebook)など、さまざまなベンダーのクラウドサービスが障害を起こしている。
クラウド障害による業務中断を防ぐには
クラウドサービスの採用が今後ますます広がり、クラウドサービスを重要インフラとして使う企業も増える可能性がある。企業はその際のリスク管理をどうすればいいのか。クラウドサービスの障害による影響を最小限に抑えるために、下記の対策が有効だ。
併せて読みたいお薦め記事
連載:クラウド障害に備えるには
クラウドの知識を深めるには
- バックアップ用システムを作る
- リスク分散のため、本番のシステムとは別のクラウドベンダーによるサービスを使うことがお勧めだ。ただし複数のクラウドベンダーのサービスを利用すると、システム管理が複雑になる他、運用コストがかさむ可能性がある。
- 複製したデータを本番用システムが稼働するデータセンターとは別のデータセンターに保存する
- こうした機能を持つバックアップ製品や、災害復旧(DR)に必要なインフラをクラウドサービスとして利用できる「DRaaS」(Disaster Recovery as a Service)を採用する。
- クラウドサービスに障害が発生した場合のビジネスへの影響を分析する
- 分析対象はSaaS(Software as a Service)を含め、利用している全てのクラウドサービスだ。リスクが高いクラウドサービスを優先して対策を講じる。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.