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「プログラミングが苦手な人」でも学んでみたくなる“あの言語”とは?求職者が学ぶべきプログラミング言語とツール【第4回】

初心者にも習得しやすく、業務に生かしやすいプログラミング言語にはどのようなものがあるのか。プログラミング以外の選択肢はあるのか。そうした疑問に答える。

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 プログラミング言語を習得するのは大変だ――。そう感じる人に対して、プログラマー向け情報サイトSavvy Programmerの創設者兼エディターであるモーシェッド・アラム氏が薦めるプログラミング言語がある。それは

  • Ruby

だ。

 Rubyは、データと操作をまとめた「オブジェクト」を基本とした「オブジェクト指向」のプログラミング言語。「Rubyは比較的習得しやすく、プログラミング初心者に適している」とアラム氏は説明する。調査会社RedMonkが発表した、2022年第1四半期(1〜3月)のプログラミング言語人気ランキングでは、Rubyは第9位にランクインしている。このランキングの順位は、ソースコード共有サービス「GitHub」における関連プロジェクト数、プログラマー向けQ&Aサイト「Stack Overflow」での関連タグ数(言及状況)を基に、RedMonkが算出した。

 「Python」もオブジェクト指向プログラミング言語であり、前述のRedMonkのランキングでは第2位に入っている。クラウドベンダーDigitalOceanが、エンジニア2598人に対してアンケート調査した結果では、Pythonは人気のプログラミング言語の第1位だった。

 「他のプログラミング言語と比較して、Pythonのソースコードは読みやすい」と、Webサイトコンサルタント企業WCAG Prosの共同設立者マット・ポスト氏は述べる。Pythonは「よく英語に似ていると言われ、初心者に最適なプログラミング言語だ」とポスト氏は説明する。

ノーコード/ローコード開発ツールがハードルを下げる

 プログラミングの世界に飛び込む別の方法は、GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を使ってアプリケーションを開発できる「ノーコード/ローコード開発」ツールを使用することだ。

 MicrosoftのPower Platformデベロッパーアドボケイトであるエイプリル・ダンナム氏は、同社の開発者向け年次カンファレンス「Microsoft Build 2022」で「ノーコード/ローコード開発によってアプリケーション開発への参入障壁が低くなっている」と述べた。「Microsoft PowerPoint」「Microsoft Excel」といったオフィスツールのスキルを持つエンドユーザーが、アプリケーションを開発できるようになるということだ。

 DigitalOceanの調査によると、ノーコード/ローコード開発ツールは、コーディングよりもイノベーションに重点を置きたいと考える開発者の間で人気を博している。開発者としてのキャリアが1年未満であった回答者のうち30%が、「ノーコード/ローコード開発ツールのおかげで仕事がしやすくなった」と回答した。キャリアの初めにサポートを必要としており、高い目標を持つ開発者にとって、ノーコード/ローコード開発ツールは理想的な選択肢だと言える。

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