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「Webカメラが使えない」を招くリモートデスクトップ設定の“落とし穴”とは?:リモートデスクトップでWebカメラが使えないときの対処法【第2回】
リモートデスクトップでWebカメラが利用できないときは、リモートデスクトップに関連するデバイスやソフトウェアの設定に問題がある可能性がある。確認すべき設定を説明する。
MicrosoftのクライアントOS「Windows」のエンドユーザーは、「リモートデスクトップ」でWebカメラを利用できる。リモートデスクトップは、ローカルデバイスで別のデバイスのデスクトップを操作する、Windowsの機能だ。ただしリモートデスクトップの設定に不備があると、Webカメラは正常に動作しなくなる。リモートデスクトップでWebカメラが機能しないときのトラブルシューティングの手順のうち、2つ目を紹介する。
手順2.デバイスとソフトウェアの設定を確認する
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連載:リモートデスクトップでWebカメラが使えないときの対処法
IT管理者は、エンドユーザーがリモートデスクトップを利用する前に、Webカメラを設定しておくとよい。リモートデスクトップは周辺機器を認識する。ただしWebカメラのプラグアンドプレイ機能(接続すると自動的に使えるようになる仕組み)が有効ではなかったり、問題が発生したりした場合、うまく認識しない可能性がある。
リモートデスクトップの利用中にWebカメラに影響を及ぼす可能性がある設定は、複数ある。Webカメラが正しく機能しない場合、以下の設定で周辺機器の接続を禁止していないかどうかを確認するとよい。
- ローカルデバイスの「リモートデスクトップ接続」(リモートデスクトップの標準クライアントアプリケーション)の設定
- エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する「グループポリシー」の設定
- グループポリシーは、IDおよびアクセス管理システム「Active Directory」のディレクトリサーバで作成できる。
- Citrix SystemsやVMware、Parallelsなどのベンダーが提供しているリモートデスクトップソフトウェアの設定
次回は3つ目の手順を紹介する。
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