Webカメラをリモートデスクトップで使うなら「グループポリシー」を確認すべし:リモートデスクトップでWebカメラが使えないときの対処法【第3回】
リモートデスクトップでWebカメラが使えないときは、リモートデスクトップに関する「グループポリシー」の設定が適切ではない可能性がある。設定の注意点を説明する。
MicrosoftのクライアントOS「Windows」の標準機能「リモートデスクトップ」を使うことで、エンドユーザーはローカルデバイスで他のデバイスのデスクトップを操作できるようになる。ローカルデバイスに接続したWebカメラは、通常であればリモートデスクトップで利用可能だ。ただしリモートデスクトップの設定に不備があると正常に動作しなくなる。リモートデスクトップでWebカメラが機能しないときのトラブルシューティングの手順のうち、3つ目を紹介する。
手順3.「グループポリシー」を確認する
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連載:リモートデスクトップでWebカメラが使えないときの対処法
Webカメラが期待通りに機能しない理由の一つが、エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する「グループポリシー」の設定の不備だ。リモートデスクトップに関連するグループポリシーの設定は、リモートデスクトップの接続先サーバの設定と、ドメイン(エンドユーザーやデバイスの管理単位)全体の設定の2つあることに注意するとよい。いずれかの設定でWebカメラに関連する接続設定を無効にすると、Webカメラが機能しなくなる。
リモートデスクトップでローカルデバイスのWebカメラを利用するには、グループポリシーでリダイレクト(入出力の転送)を有効にすることが必要だ。例えばリモートデスクトップサーバのグループポリシーではリダイレクトが有効になっているが、ドメインのグループポリシーでは有効になっていない場合、エンドユーザーはリモートデスクトップでWebカメラを利用できない。
次回は4つ目の手順を紹介する。
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