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TorからVPNまで「匿名ブラウジング」ができる“8つの裏技”「匿名ブラウジング」のメリットと方法【第4回】

Webを利用する際に自分の属性や行動を知られたくないのであれば、「匿名ブラウジング」が一つに手段になる。匿名ブラウジングをするための“8つの方法”を紹介しよう。

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 Webサイトを閲覧すると、同意の有無を問わず、エンドユーザーの属性やインターネットでの行動についてさまざまな情報が収集される。それはターゲティング広告(個々のエンドユーザーに適した内容の広告)に使われる。「自分の情報は絶対に明かしたくない」と考えている人にお薦めなのが、足跡を残さない「匿名ブラウジング」だ。どうすれば、それができるのか。8つの方法やツールを紹介する。

TorやVPNまで、「匿名ブラウジング」ができる方法8選

  • HTTPS通信
    • URLに「http://」ではなく、「https://」と入力する。「s」を付け加えることでサイトとの通信を暗号化できる。暗号化により、通信の傍受やエンドユーザー行動の追跡がしにくくなる。
  • 仮想プライベートネットワーク(VPN)
    • VPNは通信を暗号化する他、IPアドレスを隠す。VPNサービスは基本有料だが、「Opera」のように無料のVPN機能を備えたブラウザもある。
  • プロキシサーバ
    • プロキシサーバはデバイスとインターネットの間に入り、IPアドレスを隠して、違う場所から接続しているように見せかける。
  • オープンソースのブラウザ「Tor Browser」(トーアブラウザ)
    • オープンソースのブラウザ「Mozilla Firefox」をベースに開発され、無料で使える。Tor BrowserはIPアドレスと通信を暗号化し、行動の監視を防げる。
  • 匿名性を保つ検索エンジン
    • エンドユーザーのプライバシーを重視して、個人情報を収集したり検索履歴を保存したりしない検索エンジンがある。例えば、「DuckDuckGo」や「Startpage」「searx」が挙げられる。
  • プライバシーを保護するブラウザ
    • プライバシー保護のため、第三者によるエンドユーザーのデータ収集を無効にできる機能を備えたブラウザがある。Mozilla Firefoxの他、Brave Softwareの「Brave」やEpicの「Epic Privacy Browser」だ。
  • 保存データの消去
    • ブラウザの設定でCookieや閲覧履歴、キャッシュなどの保存データを消去できる。
  • 位置情報収集の無効化
    • デバイスの設定で位置情報が収集される機能を無効化できる。

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