医療機関では「診療の補助や患者へのインフォームドコンセント、臨床研究のためにインターネットへ接続したい」という要望があり、医療情報部門は対応に頭を悩ませている。セキュアなネットワーク整備の解決策とは。
医療現場では、職種間の連携や地域医療連携が重要だが、院内端末のセキュリティ対策であるシンクライアント環境やインターネット分離環境が、外部との連携を難しくしていることも多い。このような端末間の断絶を解消するにはどうしたらよいだろうか。
医療現場でもランサムウェアなどへの対策としてVDIの導入が進んでいるが、この方法でも感染をゼロにすることは難しい。そこで、現在の医療現場におけるセキュリティ対策の実情を踏まえつつ、今後の対策について方向性を探る。
日本政府が2015年に発表した「医療等ID」構想。医療機関には患者の重要情報が今後ますます集まる。この状況に危機感を覚え、情報セキュリティ対策が急務と考えた東横恵愛病院が暗号化製品を選んだ理由とは。
ランサムウェアは、コンピュータシステムをフリーズさせ、復旧と引き換えに身代金を要求する不正プログラムだ。米国では春先から、ランサムウェアの被害に見舞われる病院が増えている。
米連邦捜査局(FBI)とロサンゼルス市警は、ハリウッドの大病院が受けたランサムウェア攻撃の捜査に乗り出した。この攻撃によって病院では、過去の患者データにアクセスできない事態に陥った。
医療現場のIT活用で注目のキーワードが「ポピュレーションヘルス」だ。現場の効率化を実現する新しいプラットフォームだが、購買担当者は限りある予算を別なものに振り向けようとしている。
日本政府は2015年5月29日、「医療等ID」に関する方針を決定した。マイナンバー制度のインフラを活用し、2018年4月から段階的な運用を始め、2020年の本格運用を目指す。
患者の診療記録やカルテの電子化が進む中、仮想化やモバイル化の目標はコスト削減にとどまらない。
付属医療機関30カ所を結ぶ医療機関ネットワークに、32カ所の地域診療所を追加した大規模病院。VDI(仮想デスクトップ環境)導入や膨大なデータ量の適切な管理を可能にしたシステム基盤とは?
7カ所の病院で大規模な仮想デスクトップインフラ(VDI)を構築した米陸軍医療部隊の事例。VDIプロジェクトで直面した課題やユーザーの反応についてインタビューした。
米Appleや米Microsoft、米Googleがスマホ向け医療情報サービスを発表し、健康維持のためのウェアラブル端末も注目を集める。しかし、医療分野におけるIoT活用はまだ大いに議論の余地がある。
モバイルヘルスケアアプリは、その便利さと使いやすさから流行の兆しを見せている。だが、その一方で健康などに関する機密情報をセキュリティリスクにさらす可能性もある。