Windows XP移行がきっかけ、大規模病院がVDI導入を決意した理由停電発生時にも最小限のダウンタイムで済んだ

付属医療機関30カ所を結ぶ医療機関ネットワークに、32カ所の地域診療所を追加した大規模病院。VDI(仮想デスクトップ環境)導入や膨大なデータ量の適切な管理を可能にしたシステム基盤とは?

2015年06月02日 12時00分 公開
[Garry KranzTechTarget]
photo 日本では東京都足立区がVDI環境にNutanix Virtual Computing Platformを導入。TechTargetジャパン記事「ベンダー任せにしない “自治体クラウド先駆者”の足立区が最新技術でVDIを構築」より

 米St. Luke's Health System(St. Luke's)は、米Nutanixの「Nutanix Virtual Computing Platform」のストレージノードを実装して、30カ所を超える付属医療機関のストレージを仮想化している。同社の医療機関ネットワークで2.4P(ペタ)バイトの共有ストレージを分散している。

 St. Luke'sは米アイダホ州ボイシを拠点とする医療機関ネットワークだ。これまでは米EMCの機器を使用していたが、2013年10月にNutanixのハイパーコンバージドプラットフォームに移行して仮想デスクトップインフラ(VDI)を導入した。Nutanix Virtual Computing Platformは、コンピューティングやネットワーク、ストレージ、仮想化のリソースを1つの筐体に統合している。

共有ストレージの分散による効果とは?

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