2015年01月05日 08時00分 UPDATE
特集/連載

Office担当者にインタビューOffice 365は機能の追加よりも使いやすさ重視へ方向転換

毎日のようにコードが更新されるOffice 365では、ユーザーが新機能を把握し、使いこなすのは困難になっている。この現状は、Office担当ゼネラルマネジャーも把握しているという。

[Cliff Saran,Computer Weekly]
Computer Weekly

 クラウドコンピューティングの普及に伴い、アプリケーションのライセンス体系、開発方式、配布方式などが大きく変わりつつある。米MicrosoftのOffice担当ゼネラルマネジャー、ジュリア・ホワイト氏は先日、そんな変化がユーザーにどう影響を及ぼすかについて語った。

Computer Weekly日本語版 12月17日号無料ダウンロード

15751.gif

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 12月17日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。


 かつてオンプレミスのMicrosoft Officeが主流だった時代、Microsoftはバージョンアップのたびに新機能を多数追加した。そして、同社の製品はもはやブロートウェア(肥大化したソフトウェア)だと、ユーザーから非難の声が上がるようになった。製品に含まれる機能の20%しか利用しないユーザーも珍しくなく、(バージョンアップで追加された)新機能を使いこなそうとすると、その学習曲線は急こう配になった。

 ソフトウェアがサービスとして公開される時代を迎えて、状況はさらに悪化した。Microsoft Officeの開発は継続しており、バージョンの更新ファイルを公開する頻度が高くなったからだ。SaaSプロバイダーとしてのMicrosoftの課題は、価格面の競争力を維持しつつ、製品の価値をアピールすることだ。

 SaaSプロバイダーの場合、新機能を適用してくれるユーザーを十分獲得できなければ、結果として価格だけの競争になる。そこでGoogleは、Microsoft Officeユーザーに積極的に狙いを定めて、クラウドベースのコラボレーション、事務処理の生産性向上、電子メールなどを掲げて、エンタープライズ製品の売り込みを仕掛けている。

 Microsoft製品からGoogle製品に乗り換えた企業は、機能が豊富すぎるMicrosoft Officeに比べ、Google製品は十分な機能を備えていて、かつ費用を抑えられるという。無料版を提供しているライバルのGoogleと違って、Office 365は全て(有料の)サブスクリプションが必要だ。

Office 365のセキュリティ

 セキュリティは現在、競合製品との機能競争の最前線となっている。Microsoft Office 365は欧州連合(EU)によって策定された標準契約条項(EUモデル契約条項)やISO 27000規格などに準拠している。Office 365で操作するデータは暗号化されるので、セキュリティは確保される。

 2014年10月にスペインのバルセロナで開催されたMicrosoft主催のカンファレンス「TechEd Europe 2014」で、ジュリア・ホワイト氏は本誌Computer Weeklyのインタビューに応じて、同社がセキュリティと製品の使いやすさとのバランスをどう取っているかについて、次のように語った。

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news111.jpg

「アンバサダープログラムアワード」受賞企業が語るコミュニティー運営の課題と可能性
アジャイルメディア・ネットワークはファンの口コミの活性化や共創的な取り組みを重視し...

news043.jpg

ケツメイシ15周年記念ライブで実現、ライブ×スマホ×カラオケの「O2O2O」プロモーション
激変する音楽業界で「ライブ」の価値が再評価される中、ここを起点に周辺ビジネスも新た...

news099.jpg

カゴ落ち対策ツール「カートリカバリー」が「CS-Cart」にアドオン可能に
イー・エージェンシーは、カゴ落ち対策ツール「カートリカバリー」がフロッグマンオフィ...