実は意外と高くつく
仮想マシンの隠れたコストに要注意
仮想マシン管理ソフトウェアベンダーの米Emboticsによると、150台の仮想マシンを運用するIT部門は、余分な仮想マシンのために5万~15万ドルを支出しているという。
米Emboticsが最近発表した仮想マシンの隠れたコストに関するホワイトペーパーは、仮想マシンライフサイクル管理ソフトウェアのベンダーにふさわしい内容だ。それによると、150台の仮想マシンを運用するIT部門は一般に、余分な仮想マシンのために5万~15万ドルを支出しているという。こうしたコストは、4つの分野で発生する。具体的には、インフラ(プロセッサ、ストレージ、メモリなど)、管理システム(バックアップ、変更管理、構成管理など)、サーバソフトウェア(OSやアプリケーションのライセンス)、管理作業(およびトレーニング)だ。Embotics マーケティング担当副社長のデビッド・リンチ氏は、顧客が自社で運用する仮想マシンの半分が余分だと気付くことも珍しくないと語った。
仮想マシンは、本当にそれほど高くついてしまうものなのだろうか。
カナダのオンタリオ州オタワにあるAlcatel-Lucentの施設でデータセンターマネジャーを務めるトッド・モナハン氏(Emboticsの顧客でもあるが、同氏は自社の経験については話さなかった)は、Emboticsのホワイトペーパーの結論を適切なものと考えている。モナハン氏は、担当しているデータセンターで500台のサーバのうち半分を仮想化して運用しており、こうした規模のデータセンターでは通常、マシン1台につき次のようなライセンスコストが掛かると推計している。まず、監視ソフトウェアに250~300ドル、バックアップソフトウェアに600~700ドル、Windows に600~700ドル。さらに種類や製品によって大きなばらつきがあるアプリケーションのライセンスコストも加わり、全体ではかなりの金額になる。
また、仮想マシンの約半数が多くの場合不要であるという指摘についても、モナハン氏は思い当たる節があるという。
「サーバ統合を進める過程で、仮想マシンは簡単に作成できる」とモナハン氏。「仮想マシンは目に見えないため、ついつい作り過ぎてしまうのだ」
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