おなじみ「404」の真相は?
HTTPエラーコード入門 PART1――HTTPステータスコードの意味
HTTPステータスコードには複数の意味がある場合が多いので原因特定に苦労する。トラブルシューティングのポイントとなるHTTPエラーの3つのカテゴリーについて2回にわたって説明する。
HTTPのエラーコードのトラブルシューティングを経験した人であれば、その作業でイライラしたこともあるだろう。これらの暗号めいたコードには複数の意味がある場合が多いので、原因特定に苦労するのだ。わたしの経験からいえば、HTTPエラーは3つの主要なカテゴリーに分類される──ユーザーのデバイスに関連した問題、Webサーバに関連した問題、そして接続に関連した問題だ。HTTPエラーのトラブルシューティングを効果的に行う上で重要なポイントは、その問題がこれらのカテゴリーのどれに入るのかを判断することだ。本連載ではその方法を示したい。
HTTPステータスコード
現在直面している問題を理解する上でカギとなるのは、HTTPステータスコードに関する知識だ。クライアントがHTTPリクエストをWebサーバに送信すると、サーバは応答コードを返す。これらの応答コードは、5つのカテゴリーに分類されている。
100番台のコード
HTTPステータスコードの100~199番は、通知コードだ。これらのコードを実際に目にすることはめったにない。その理由は2つある。まず、ブラウザがWebサイトにアクセスしてこれらのコードが返されたとしても、通常はそれが画面に表示されることはない。これらはブラウザに通知される内部的コードにすぎないのだ。これらのコードにお目にかかることが少ないもう1つの理由は、最初のHTTP規格では、100番台のコードが認められていなかったからだ。このため、これらのコードは今でもあまり使用されていない。
200番台のコード
200~299番のステータスコードは、成功を示すコードだ。これらのコードも、通常のWebサーフィン中に画面に表示されるのを見ることはまずないだろう。これらは、リクエストの成功と現在の状態を確認する手段としてブラウザで内部的に使用されるだけだ。通常は表示されないこれらのコードを読み出せる診断ツールもある。ほかのHTTPステータスコードと同様、200番台のコードも診断プロセスで貴重な情報を与えてくれることがある。
300番台のコード
300~399番のステータスコードは、リダイレクションコードだ。これらのコードは基本的に、リクエストを実行するためには、ほかの処理を実行しなければならないことをブラウザに通知するものだ。この処理は自動的に実行されるものもあれば、ユーザーによる追加入力を要求するものもある。例えば、ステータスコード301は、特定のリソースが恒久的に移動し、以後そのリソースに対するすべての呼び出しは特定のURLを参照しなければならないことを示す。
400番台のコード
400番台は、クライアント側のエラーを示すコードだ。これらのエラーコードは、セキュリティに関連している場合が多い。例えば、クライアントがアクセスを許可されていないリソースへのアクセスを試みると、サーバはステータスコード401を返す。同様に、クライアントが未許可のリソースへのアクセスを試み、クライアントの認証ステータスによっても状況が変化しない場合には、サーバはステータスコード403を返すことがある。これは、そのリソースへのアクセスが禁じられていることを示す。
400番台のコードは、リクエストが不正な形式であったり、クライアント側でタイムアウトが起きたりすると返されることもある。400番台のコードで誤解しやすいのが404だ。このコードは、技術的にはクライアント側のエラーとして分類されているが、実際にはクライアント側またはサーバ側のいずれかのエラーを表す。このエラーは、リクエストされたリソースが見つからなかったことを示しているだけだ。このエラーがクライアント側で起きた場合、ネットワーク接続の問題が原因であることが多い。それ以外にも、リソースがサーバから削除されるか、リソースの名前が変更されたために、このエラーが発生する場合もある。
500番台のコード
500番台のステータスコードは、サーバのエラーを表す。例えば、Webサーバでタイムアウトが発生すると、504エラーが返される。ただし500番台のエラーは、サーバの問題ではなく、サーバ上で動作しているWebアプリケーションの問題を示していることも多い。例えば、わたしの個人Webサイトは、HTMLページを動的に生成するASPでコーディングされている。このサイトのデバッグ作業中に、コードのバグのせいでわたしのWebサーバからHTTPステータスコード500が返されることが何回もあった。これは、サーバの内部エラーを示す一般的なコードだ。このコードは、何らかの問題が発生し、HTTPがそれをどう処理していいか分からないことを示しているだけだ。
まとめ
以上で述べたように、各HTTPコードは問題の原因について多くの手掛かりを提供してくれる。しかし、さらに多くの情報を収集しないと問題を解決できないこともある。幸いにも、そのようなときに役立つ無償のトラブルシューティングツールが幾つか存在する。本連載のPART2では、トラブルシューティング作業に役立つツールの使い方を説明する予定だ。
本稿筆者のブライエン・M・ポージー氏はMCSE(マイクロソフト認定システムエンジニア)の資格を持ち、Windows 2000 ServerおよびIISに関する仕事でMicrosoft Most Valuable Professionalの認定を受けた。全米規模の病院/医療施設チェーンでCIO(最高情報責任者)を務めた経験を持つほか、フォートノックス(ケンタッキー州にある米軍施設)のネットワーク管理者を務めたこともある。フリーランスのテクニカルライターとして、Microsoft、CNET、ZDNet、TechTarget、MSD2D、Relevant TechnologiesなどのIT関連企業に記事を寄稿している。同氏の個人WebサイトのURLはwww.brienposey.com。
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