Windowsの脆弱性対策に役立つ無料ツール【前編】
無料で使える、Windows向けパスワード解析/脆弱性スキャンツール9選
コストを掛けずにWindows環境のセキュリティ対策をするのに役立つのが、無料で利用できる脆弱性対策ツールだ。前編は、パスワードやシステムの脆弱性解析に役立つ無料ツール9個を紹介する。
本稿で紹介するツールは、使用を許可されたスタッフが、自社のセキュリティを強化するためにのみ利用してください。また、紹介したツールはあくまでも自己責任において使用してください。
デスクトップセキュリティ対策の先端を行き、Windowsの脆弱性発見を助けてくれるオープンソースや無料のセキュリティツールは豊富にある。
Windowsのセキュリティ対策については、ビジネスパートナーや顧客、業界団体、政府機関など、あらゆる方面から圧力がかかっている。それでもなお、エンタープライズシステムのセキュリティ対策を万全にできるだけの予算はなかなか確保できない。私はそうした事例を幾度となく見てきた。
ではどうすればいいのか。黙って耐える他に、定評のある無料ツールを利用する手がある。Windowsのセキュリティ検査に利用できるこうしたツールは、現状を切り抜ける役に立つ。Windowsの脆弱性を発見して対処するために、知っておきたいオープンソースや無料のセキュリティツールを以下に紹介する。
パスワードクラッキングツール
John the Ripper
多くのプログラムに対応したパスワードクラッキングツール。他の多くのパスワードクラッキングツールの基盤となっている。
Brutus
WebやFTP、Telnetなどのパスワードクラッキングツール。古くてしばしば不安定になるが、まださまざまな状況で通用する。
Cain & Abel
パスワードクラッキング/ネットワーク分析ツール。弱いパスワードやVoIPでの会話などが平文で出回っている状況を示す。
Ophcrack
ハッシュ値からパスワードを得る手段の1つであるレインボーテーブルを使って、Windowsのパスワードをクラッキングするライブブートディスク。HDD暗号化の必要性を実証するのに最適だ。
THC-Hydra
Brutusに似たパスワードクラッキングツール。Windowsデスクトップサービスで実行して弱いパスワードをクラッキングする機能は秀逸。
脆弱性/ポートスキャンツール
Microsoft Baseline Security Analyzer
基本的なWindowsの脆弱性を見つけるのに適した総合的なスキャンツール。
Nexpose Community
市販ツールをベースとした脆弱性スキャンツール。最大32ホストまで無料で利用できる。
OpenVAS
かつて評判となり、今は有償化されたNessusから枝分かれしたオープンソースの脆弱性スキャンツール。
SuperScan
グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)ベースのポートスキャンツール。開放されたポートを探すのに役立つ。
後編は、Microsoft SQL ServerやWi-Fi環境向けの脆弱性対策など、残る11種の無料ツールを紹介する。
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