クラウドにあるスマホ/タブレットをリモート操作
「Nexus 9」も「Xperia Z3」も月3万円でいじり放題、Amazon新サービスのお得度は?(2/2 ページ)
月額250ドルを払い続けるか、端末を自腹購入するか
AWS Device Farmには制約があり、全ての開発者にとって最良のテスト手段にはならないかもしれない。例えば、Microsoftの「Windows Phone」のアプリについては、現時点ではテスト可能にしていない。
AppurifyをベースとしたGoogleの「Cloud Test Lab」は、現在プレビュー版を提供しており、正式版ではAndroid端末のみをサポート対象にする予定だ。Googleによると、すぐにiOSをサポート対象にする予定はないという。
開発者は、AWS Device Farmに対応したAWSの組み込みテストツール群を使用するか、オープンソースのテストフレームワークを使用できる。例えば、米Xamarinの「Calabash」、米Sauce Labsの「Appium」、Googleの「Espresso」などだ。
AWS Device Farmのアプリテストでは、無線LAN経由で実行できるアプリの機能のみテストできる。また、アプリのアップグレードフローと依存関係もテスト可能だ。また、AWS Device Farmから個々の端末へのリモートアクセスはテストできないとピーターソン氏は話す。
価格は端末台数に基づいており、最初の250分は無料でAWS Device Farmを使用可能だ。それ以降は、1端末当たり0.17ドル(約20円)課金する。また、1端末当たり月額250ドル(約3万円)で無制限にテストができる定額制のテストプランも用意する。
この250ドルという月額費用を懸念するのは、ケビン・フェリチコ氏だ。同氏は、米メリーランド州フレデリックに本社を置くオンラインオークションサイトPropertyRoom.comで最高技術責任者(CTO)を務めている。「毎月250ドルを支払うなら、コンシューマー向けのローエンド端末を買えばよい」(フェリチコ氏)
AWSでデータサイエンスの主任を務めるマット・ウッド氏は、この点について次のように述べる。「コンシューマー向けのローエンド端末を購入した場合、開発者がテストに使える端末は、その1台に限られる。だがAWS Device Farmなら、さまざまな種類の端末をテストに使用できる。また、Android市場の80%に対応するには、100台以上の端末でテストを実行しなければならない」
価格への懸念はあるものの、AWS Device Farmの考え方が優れていることはフェリチコ氏も認める。「さまざまなAndroid端末を対象に開発をしたことはあるが、難しい決断を下さなければならないこともある。そのため、AWS Device Farmの考え方は良いと思っている」と同氏は語る。
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