Googleはセキュリティ強化を急ぐが……
Androidが「iPhoneより危険」といわれ続ける不名誉な理由(2/2 ページ)
Androidが標準で備えるセキュリティ機能
AndroidはLinuxベースのシステムであり、ファイルシステムの権限や暗号化を含め、Linuxユーザーが精通している多くのセキュリティ機能が組み込まれている。さらに、サンドボックスやコードサイン(電子署名によるコード保護)、アドレス空間配置のランダム化(ASLR)といったその他の標準的なセキュリティ機能も搭載する。
悪意のあるアプリが引き起こしている問題のトラブルシューティング用に利用できるのがセーフモードだ。これは、端末内のいかなるサードパーティー製アプリも無効にする。加えて、Androidには多くのAPIに加え、SSLをはじめとするセキュリティプロトコルが用意されており、エンドユーザーがアプリやデータへアクセスする際の安全性確保に役立つ。
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進化するAndroidのセキュリティ機能
Android for Workはどのようにアプリのセキュリティを向上させるのか
Googleの組織向け端末管理サービス「Android for Work」は、Androidをよりビジネスフレンドリーにするための同社の戦略の現れだ。Android for Workは、以下4種の主要なコンポーネントに分けられる。Androidには韓国Samsung Electronicsの「Samsung KNOX」が搭載されるはずだったが、Googleは買収した米Divideを含む自社技術を組み込むことに変更した。
- 仕事用プロファイル(仕事用のアプリ/データを組織が管理可能にするプロファイル)
- Android for Workアプリ(仕事用プロファイルを搭載しない端末向けの管理用アプリ)
- Google Play for Work(組織内に限定したアプリマーケット)
- プリインストールの生産効率化ツール(メール、カレンダーアプリなど)
Google Play for Workにより、管理者が選択したサードパーティー製アプリまたは社内開発のアプリをエンドユーザーへ配布できる。またアプリケーションの事前承認やホワイトリストへの登録、構成、ブロックといった機能を管理者へ与える。
Androidアプリのセキュリティを改良するために、Googleがしていること
Androidのビジネス利用が広がるためには、セキュリティ強化が不可欠だ。Googleは、Androidアプリの安全性確保のためのAPIやツールを開発者に提供している。そのうち主要なものが「Verify Apps」「SafetyNet」の2種だ。
Verify Appsは、いかなるAndroidアプリでもスキャンして悪質かどうかを識別できる。スキャン対象のAndroidアプリは、Google Playを通してインストールしたものか、Google Play以外からインストールした(サイドローディングした)ものかを問わない。
SafetyNetは、潜在的な脅威についてデータを収集する一連の機能を備え、どのような攻撃が最も流行しているかを理解するのに役立つ。また攻撃を防ぐために、端末がGoogleの定めたAndroidのセキュリティ基準に合致しているかどうかを確認し、構成や設定、ブラックリストを更新できる。
さらにAndroidの最新バージョンである「Android 5.0」では、フルディスク暗号化と強制アクセス制御機構である「SELinux」が強化されている。
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