カッサンドラを愛するアポロンと4人の男たち
NoSQLデータベース「Cassandra」を愛した4つの事例
ビッグデータ時代になり注目を集めるNoSQLデータベース。その中の1つ、Apache Cassandraの支持が高まっている。4つの事例を通してCassandraの魅力に迫る。
天気予報専門メディアの米Weather Channel、英国のエネルギー事業者British Gas、ゲームメーカーの米Activision、英国のブックメーカーWilliam Hill。これらの企業は全く異なる業界で事業を運営し、顧客層も事業計画の性質も異なる。しかし、これらの企業には共通点が1つある。NoSQLデータベース「Apache Cassandra」(以下、Cassandra)を採用して、空前の規模に膨れ上がったデータをさばき、パーソナル化した顧客体験を提供していることだ。
Computer Weekly日本語版 11月18日号無料ダウンロード
本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 11月18日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。
なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。
モノのインターネット(IoT)などの最先端のテクノロジーが急激に普及したために、少し前なら考えられなかったほど大量のデータを一企業が収集できるようになった。データの増加によって、企業に対する顧客の期待値も上がった。また、業界の第一線にとどまるための企業間の競争も激化している。
ついにゲーム開始
『Call of Duty』『Guitar Hero』『Destiny』などのヒットゲームを世に送り出したActivisionで、コンシューマーテクノロジー担当シニアディレクターを務めるダリル・カヌース氏は、「データがリアルタイムで手元に届くような仕掛け作りが肝要だ」と本誌Computer Weeklyに語る。
「正確なデータを常時提供し続けなければならない。これを実現するための挑戦は永遠に続く」とも話す。「データドリブンの意思決定と、的確にパーソナル化された顧客体験の実現を求める声が高まりつつある。どこに行っても、誰もが皆パーソナル化された体験を期待している」
Activisionは、データの利用法を改良して顧客体験を改善するプロジェクトを2011年に発足させた。プロジェクトの目標を達成できる製品を探して、同社は「Oracle Database」「MongoDB」「Infobright」など、さまざまなデータベースの試用を繰り返した。
こうして、2014年にプロジェクトチームがたどり着いたのがCassandraだった。5年間の試行錯誤の末、ようやく他の製品に移行する必要はないと思えるものに出会ったとカヌース氏は当時を振り返る。
CassandraはオープンソースのスケーラブルなNoSQLデータベースで、高速処理と無停止が必要なアプリケーションのプラットフォームとしても使える。
2014年に『Call of Duty: Advanced Warfare』をリリースしたとき、Activisionは新しいシステムを試験的に運用した。このシステムは、リアルタイムで取得したデータに基づいて高度にパーソナル化したメッセージをプレイヤーに随時送信し、プレイヤー体験の質を高める。結果としてプレイヤーのエンゲージメント(ゲームの利用時間)を増やすことを狙っていた。このシステムの実現には膨大なデータが必要だったので、同社にとってCassandraは「なくてはならないもの」になったとカヌース氏は説明する。
オープンソースに賭ける
また、英国でもユーザーが拡大している兆候が見られる。その一例がオンラインブックメーカーのWilliam Hillだ。
続きはComputer Weekly日本語版 11月18日号にて
本記事は抄訳版です。全文は、以下でダウンロード(無料)できます。
■Computer Weekly日本語版 最近のバックナンバー
Computer Weekly日本語版 11月4日号:新DDoS攻撃「ローアンドスロー」の脅威
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
4
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
5
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
6
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
7
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
8
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
9
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
10
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー