クラウドスキルの需要は増加傾向だが……
AWS認定資格は職探しのゴールデンチケットになるか(2/2 ページ)
重要なのはスキル
AmazonはAWS認定で5つの選択肢を提供している。アソシエイトレベルのソリューションアーキテクト、アソシエイトレベルのシステムオペレーション(SysOps)アドミニストレーター、アソシエイトレベルのデベロッパー、プロフェッショナルレベルのソリューションアーキテクト、プロフェッショナルレベルのDevOpsエンジニアの5つだ。
多くの向きはAWS認定を「有能な候補者を見極めるためのベンチマーク」と捉えている。ただし、AWS認定は新しい職やより良い職を保証するゴールデンチケットではない。
「AWS認定については、低いハードル程度に考えるのが賢明だ。他に候補者を審査する能力がないときは、認定資格を評価するのが得策という場合もある」とエミソン氏は語る。
実際、ベンダーバイアス(ベンダーに対する偏見や先入観)がクラウド導入の不備につながる場合もあれば、AWSが推奨するアプローチが企業のニーズに合わない可能性もある。
エミソン氏によれば、Amazonによる認定はベストプラクティスの絶対的な指標というわけではないという。「今のやり方を変えたいと考えている企業に本当に必要なのは、高い能力と対象分野に関する本物の専門知識を持った人物であって、単なる認定書ではない」と同氏は語る。
それでも、手頃な価格で取得できるのであれば、資格を取っておくのは得策かもしれない。候補者の能力を評価するための時間を十分に取れないという雇用主は珍しくないからだ。
「雇用主が候補者のスキルセットを判断するための優れた方法はまだ確立していない。認定書は、その人物に取りあえずペーパーテストに合格する能力があることを証明する。テストに合格できるようなら、基本スキルを習得し、幾つか資格を取得してみるのも悪い考えではないだろう」と451 Researchのブルックス氏は話す。
ただし、資格はその候補者が実際に必要な業務をこなせるという保証にはならない。採用候補者を評価する際、エミソン氏はクラウドについて概念的な質問をするようにしているという。必要なスキルを持っているかを確認するために、候補者に技術的な課題を課す企業も多い。
候補者にとっては、ブルックス氏の単刀直入な指摘が究極のモットーとなるかもしれない。「クラウドコンピューティングには、“行動で示すか、それができないなら黙っていろ”という言い回しがぴったりだ」と同氏は語る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品レビュー
「電子帳簿保存法対応」実践術:タイムスタンプ付与などの要件の手軽な実現方法 -
事例
「大企業のデジタル化」成功事例集【コクヨ、九州電力、ヨネックスなど21社】 -
製品資料
“顧客管理の課題”を簡単に解決する方法とは? -
製品資料
契約管理の“あるある課題”をノーコード開発で解決するためのポイント -
製品資料
揺らぐ境界防御 いま企業が特に警戒すべき「3つのセキュリティ課題」とは?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
2
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
3
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
4
継続利用は4割どまり M365 Copilotが「効く業務」と期待外れの境界
-
5
画面をティッシュで拭くのはNG Dellが推奨するPCの正しいお手入れ方法
-
6
メインフレームは死なず AI活用で20年来の高収益をたたき出す基幹システムの底力
-
7
「法人PCの導入」に関するアンケート
-
8
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
9
「GitHub Copilot」3000人に配布も基本機能しか使われない 保険大手が得た教訓
-
10
業務引き継ぎで困ったこと 大企業200人調査で判明した課題の第1位は
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
4
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
7
「結局、一部の人しか使わない」 AI活用が業務に定着しない根本的な理由
-
8
AIエージェントで成果は出る? 調査結果に見る費用対効果の実態
-
9
PostgreSQLの「機能」「性能」「運用」「拡張性」に関する悩みの解消法
-
10
ゼロトラストにおける「IDaaSの課題」と補完すべき重要機能とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー