川田大輔のクラウド解体新書【第1回:サマリー版】
AWS圧勝とは限らない、クラウドシェア争いの現場で起きている“異次元成長”(2/2 ページ)
まだ最終的な勝者は決まらない
グローバル市場ではビッグ4による市場成長の独占傾向が鮮明になりつつあるが、ネクスト20以下(Synergyのいう「Others」)のパブリッククラウド事業者から見ると、プライベートクラウド利用者も含め従来型のオンプレミスシステム利用者のITインフラ投資はいまだ8割(※)を占めており、市場開拓余地は十分にある。証券取引系の一部など極めて低いレイテンシが要求される一部のシステムを除くと、銀行システムを含めクラウド移行不能という都市伝説は既に過去のものだ。筆者は遅くとも今後20年のうちにパブリッククラウドはIT設備投資の6割を占めるまでに成長すると予想する。
かつて日本の小売事業者構成の変化過程でも観察された通り、成長市場においては成長が飽和に近づくまで(または市場が飽和を感じるまで)は、競争力に欠ける事業者の退出や、新機軸を打ち出そうとする新規参入者の登場による入れ替えはあるにせよ、供給者数は増加または現状維持で推移するはずだ。今後かつてのWebブラウザ戦争のように、クラウド事業、殊にIaaS/PaaS(Platform as a Service)事業においても急速にトップ事業者による複占化が進行するといった過激なシナリオは、あまり現実的ではないと考えるだけの理由がある。
※ http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS25946315
本稿は、連載「川田大輔のクラウド解体新書」第1回のサマリーを掲載したものです。完全版は以下からダウンロードしてご覧ください(会員限定/無料)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
川田大輔のクラウド解体新書
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
3
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
8
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
9
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー