パワーユーザーも納得
徹底レビュー: Samsung「Galaxy Note8」は人気要素全部入り最高峰端末か(2/2 ページ)
デュアルカメラ
Samsungが力を入れているもう1つの部分がカメラだ。Note8は、800万画素の前面カメラ、1200万画素の広角カメラ、1200万画素の望遠カメラと、3台のカメラを搭載している。2台の背面カメラは光学式手振れ補正(OIS)に対応し、できる限り滑らかな映像を撮影できるようにしている。テストではこの機能を実際に試す機会があったが、特に細密な撮影を行う接写にかなり大きな違いが生まれた。
デュアルキャプチャーモードでは2台のカメラで同時に撮影を行い、望遠写真を撮影できるだけでなく、ワンショットで広範囲の広角映像を撮影することもできる。2台のカメラを切り替えることもできる。広角レンズには、高速オートフォーカスを可能にするデュアルピクセルセンサーが搭載されており、暗い場所での撮影を可能にしている。
Note8にはライブフォーカス機能もある。この機能では、プレビューモードでぼかし効果を使って被写界深度を調整することも、撮影後に被写界深度を調整することもできる。つまり、周辺にぼかし効果を施して前景の被写体の鮮明度を高めることも可能だ。
Note8のカメラの良いところは、何といってもその使いやすさにある。細かい撮影技術を知らなくても、遠近感を細かく調整して、美しい写真を簡単に撮影できる。また、撮影後の写真を編集することもできる。
Bixby
Galaxy S8のレビューで初めてBixby Voiceをテストしたとき、この機能に非常に興奮したことを覚えている。この音声支援ソフトウェアには大きな期待があったが、Samsungは開発途中で幾つか問題に直面した。BixbyはGalaxy S8と同時にリリースされる予定だったが、結局、2017年8月22日まで延期された。そして、ついにこの音声アシスタントがスマートフォンに搭載されるようになった今、「このソフトウェアには大きな可能性が秘められているものの、まだまだ改良の余地がある」という数カ月前のコメントをもう一度書かなければならないだろう。
Bixbyはその目標通り、非常に安定した仕上がりになっている。Bixbyに備わった数千もの音声起動操作のおかげで、タッチ操作を全く必要としない。実際、現在市場に出回っている音声支援ソフトウェアの中では最も多彩な部類に入るだろう。電子メールを取り出すこともできれば、位置情報を基準にリマインダーを送ることもできる。さらには、Samsungのエコシステム外のアプリケーションに情報を提供することも可能だ。非常に印象的ではあるが、やや過剰ともいえる。何千ものオプションがあるということは、対応するコマンドも数千あることになる。つまり、Bixbyを最大限に活用するには、その言語の発話方法を学ばなければならない。幸い、指示したことをよく理解できなければ、詳しい情報を探る適応機能が用意されている。だが、できることが多過ぎるため、混乱しやすくなっているのは残念だ。例えば、WhatsAppの「WhatsApp」からメッセージを送信しようとしたのに、コマンドを間違えたため、BixbyがSamsungの「Samsung Messages」からメッセージを送信してしまうことがよく起こる。この点は、Bixbyのリリースを通じてブラッシュアップを続けてほしい部分である。
ただし、Samsungにとってこの機能の役割はそれほど大きくない。BixbyをGoogleの「Googleアシスタント」の代わりにしようとは考えていない。両方のソフトウェアがデバイス上で同時に実行されているため、Bixbyがやや面倒だと感じたら、Googleの音声支援AIにいつでも切り替えればよい。
結論
早まった結論は出したくないが、Galaxy Note8は期待の高まるファブレットだと言わざるを得ない。SamsungはGalaxy S8の最高の部分を取り入れ、さらに改良を加えている。Note8のスペックは非常に安定しており、ディスプレイも大型になっている。興味深く面白い機能を取りそろえ、これまでで最もユーザーフレンドリーなカメラを搭載している。今のところ唯一の欠点は、指紋スキャナーの位置だ。これについてはS8のテストでも苦言を呈したが、同じ過ちがNote8でもなされているのは残念でならない。ただし、それ以外の点を考えれば、小さな問題にも思える。
Galaxy S8がSamsung最高のスマートフォンだったとしても、Galaxy Note8はさらにその上を行く。
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