パワーユーザーも納得
徹底レビュー: Samsung「Galaxy Note8」は人気要素全部入り最高峰端末か(1/2 ページ)
Samsungは「Galaxy S8」利用者に愛された要素を全てこの最新製品に盛り込み、さらに強化しているように感じられる。
Samsung Electronics(以下、Samsung)が「Galaxy S8」を発表した当時、同社は是が非でも結果を出さなければならない状況だった。そして、Galaxy S8は大成功を収めた。この勢いに乗って、同社はスマートフォンの最新製品「Galaxy Note8」をリリースした。この創造性豊かなスマートフォンは、スペックが向上した大型の「Infinity Display」のエッジスクリーンを搭載している。NoteシリーズはSamsungのパワーユーザーに愛されるデバイスだが、Note8も期待を裏切らない。スタイラスが使いやすくなり、「Samsung DeX」サポートの追加や長時間のバッテリー持続時間など、まとまった仕上がりになっている。
SamsungはGalaxy S8利用者に愛された要素を全てNote8に盛り込み、さらに強化しているように感じられる。
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期待を裏切らないディスプレイ
最初に目を引くのが極めて美しいInfinity Displayエッジスクリーンだ。Galaxy S8と同様、Note 8の正面には全く物理ボタンがなく、6.3インチのクアッドHD+(2960×1440)解像度の画面を邪魔するものは何もない。AMOLEDディスプレイの画像は非常に高精細で、色のコントラストも非常に素晴らしく、感動すること間違いなしだ。湾曲したエッジ部分もスクリーンとして使われ、かなり未来的デザインになっている。だが、もっと重要なのは、スマートフォンのサイズ162.5×74.8×8.6ミリ(奥行き×幅×高さ)のほぼ全てを覆うようにスクリーンが広がっている点だ。この大きさは、十分片手で扱えるサイズだ。ファブレットの中には大きく扱いづらいものもあるが、Note8のスリムなシルエットと軽量のデザインは、手になじむ快適なフィット感を生み出している。
Note8のボタンレイアウトはGalaxy S8を踏襲しており、左側に独立した音量調整ボタンとSamsungの「Bixby」ホームボタンを、右側に電源ボタンを配置している。下部には電源コネクター、オーディオジャック、Samsungのスタイラスペン「Sペン」用スロット、上部には拡張メモリとSIMカード用のスロットがある。前面カメラはベゼルの右上にあり、2台の背面カメラは裏面中央に位置する。前面カメラのすぐ右横には指紋スキャナーもある。Samsungは、指紋スキャナーのこの厄介な位置を今回も変えないことにしたようだ。スキャナーと背面カメラが隣接しているため、スキャナーをスワイプしようとして思わずレンズを汚してしまうことになる。
スタイラスこそSamsungスタイル
Noteシリーズでよく知られているものがあるとすれば、それはSamsungのスタイラスペン「Sペン」だろう。このSペンを理由にNoteシリーズを離れないユーザーも多い。Sペンは、Note8にとっても明らかに重要な組み込み周辺機器で、今回もわずかに手が加えられている。今回はやや細身にして持ちやすくしており、4096段階の筆圧を感知する。スタイラスを試してみたが、その筆跡の滑らかさには太鼓判を押せる。
感心させられたのは、スマートフォンとSペンが一定距離以上離れると通知する追跡機能が内蔵されていることだ。かなりシンプルな機能だが、急いでいてもスタイラスを置き忘れることはなくなるだろう。
他にも目を引く魅力的な機能に、アニメーションの手書きメッセージを作成できるライブメッセージ機能がある。ビジネスの場に大きな影響を与えることはないかもしれないが、資料やメモを簡単なGifアニメーションで残せれば、楽しくもあり、ユニークでもある。
他にも画面オフメモ機能があり、Sペンでいつでも画面にメモを書き込むことができる。Note8ではこのメモを最大100ページ保存できる。このメモを後から編集することも、他のアプリにインポートすることもできる。また、ボタンをクリックするだけで電子メールやテキストとして他人に送信することもできる。大した機能とも思えないが、その魅力はプロセス全体の簡単さにある。スマートフォンのロックを解除しなくてもすばやくメモを取り、後で見返すことができる。急なミーティングへの参加や、出掛ける前に買うものをメモするのにうってつけだ。
生産性を考えた設計
Samsungは、これまでタブレット、スマートフォン、ノートPCの垣根を取り払おうと努力してきたが、今回のGalaxy Note8によって、ついにその取り組みが実を結びつつある。その理由は、このファブレットに秘められたスペックの高さによるところが大きい。Note8は、Googleの「Android 7.1.1」を搭載していることに加え、2. 35GHzのオクタコア10mn CPU(携帯電話事業者によって異なる)、6GBのRAM、最大256GBの内蔵ストレージ、3300mAhの高速充電バッテリーと、驚くほどパフォーマンスの高い要素を詰め込んでいる。
一言でいえば、Note8は超高性能機だ。1クロックも無駄にしないで真のマルチタスクをこなせる初めてのデバイスだ。Note8をテストした時間はわずかだったが、それでもマルチタスクの同時処理能力には驚かされた。ただし、Note8が生産性を高めるデバイスとして真価を発揮するのは、Samsung DeXに装着したときだ。
DeXはGalaxy S8の発売時に初めて注目を集めた、これはスマートフォンをデスクトップPCに変えるスマートフォンドックだ。それ以来Samsungは、フルキーボードのサポートやシームレスなドック着脱機能を追加し、そのエクスペリエンスを強化している。マウスとキーボードのフルサポートと、デスクトップアプリスイートのサポートが追加されたことで、このアクセサリーの魅力がさらに高まっている。以前はデスクトップモードで実行できるアプリはわずかで、移植された大半のアプリはディスプレイにミラーリングされるだけだった。今では、動画編集やゲームのような負荷の高いタスクも、ウィンドウや設定を調整して自由にカスタマイズできるようになり、複数のアプリを同時に実行するのも容易になっている。
もちろん、使用中のPCが今すぐお役御免になることはない。だが、Note8は、必要とあれば実際に重要な作業を幾つかこなせる初めてのデバイスであることは間違いない。
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