手の大きな人には向かないが、許容範囲
10.5インチiPad Pro用キーボード、Apple純正「Smart Keyboard」は価格に見合うか(2/3 ページ)
キーボード
Appleは、全種類のSmart Keyboardに特殊なデザインを採用している。各キーをレーザーで研磨した後でキーボード全体を繊維素材(ファブリック)で覆っている。繊維素材には防水加工が施され、キーボードの中に水が入り込むことはない。キーの上に液体をこぼしてもそれほど心配することはないだろう。
問題は、キーの下にバネがないため、押されたキーを元の高さに戻すのはこの繊維素材しかないことだ。そのため、キーボードに適度な反発力がない。柔らか過ぎるわけでないが、改善の余地があるだろう。
実際のキーボード部分はデスクトップPCの一般的なキーボードよりは少し小さい。一般的なキーボード幅は28センチ前後だ。ただし、他のiPadのキーボード幅は大半が23センチほどしかない。
米国版は標準のQWERTY配列を採用している。各キーのサイズは1.5(高さ)×1.5(幅)センチ、キー間隔は0.5センチで、PCのキーボードとほとんど変わらない。
競合製品と違って、Smart Keyboardにはファンクションキーがない。ファンクションキーの利便性を知っている競合製品のユーザーがSmart Keyboardを利用すると、物足りなく感じるだろう。
また、バックライトも搭載されていない。暗い場所でiPadを使用するユーザーにとっては残念だろう。タッチタイピングを習得しているユーザーであれば気にする必要はない。
テストでは、手の大きさの違う何人かにSmart Keyboardを試してもらった。一般的な手のサイズの人は、タッチタイピングに問題がなかった。手の大きな人の感想は使用可能なレベルと判断した人と、小さ過ぎると感じた人の2つに分かれた。
スタンド
タイピングするときは、画面が見えるようにiPad ProをSmart Keyboardに立てかける必要がある。Smart KeyboardはしっかりとiPadを支えるが、画面の角度が130度に限定される。それでも問題なく使用できる。だが、他の多くのキーボードケースは、幅広い角度を選択できる。
Smart Keyboardにはもう1つ仕掛けがある。冒頭で少し触れたように、キーボードを画面の背後に畳み込んでタブレットスタンドとして使うことができる。この場合の画面の角度は115度と垂直に近い。これは動画の視聴などに適している。
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