「ユーザーが置き去りになる」という意見も
大手ストレージベンダー9社が予測する2018年は? 新メモリ技術、NVMeに注目(2/3 ページ)
エンタープライズフラッシュストレージシステム
ジョージ・クランプ氏
ストレージ企業のStorage Switzerland創業者兼社長
2017年は、誰もがフラッシュに夢中になり、ハイブリッドストレージがその輝きを失った1年だった。個人的には、2018年は2つの分野でハイブリッドストレージが復活すると見ている。
1つはNVMeを少量使用する環境か、大容量のSAS型フラッシュ層を構築する環境で、何らかの不揮発性RAM技術を使う場合にハイブリッドストレージが再び登場するだろう。
バックアップやセカンダリーストレージ(アーカイブ用)として、ハイブリッドストレージがわずかながら復活するだろう。これが2つ目だ。こうしたシステムで災害復旧を行う場合、フラッシュデバイス同士でレプリケート(複製)するのではなく、フラッシュデバイスからハイブリッドストレージにレプリケートする。
エリック・バーゲナー氏
調査会社IDCのストレージ担当リサーチディレクター
2017年、業界のオールフラッシュストレージシステムの収益は98%以上がSCSIベースのストレージシステムによるものだった。だが、エンタープライズクラスのストレージシステムにおける選択肢として、2021年までにはNVMeがSCSIに取って代わるだろう。また、完全なNVMeシステム(NVMeコントローラー、バックプレーン、デバイスとNVMe-oFホスト接続)はあらゆるオールフラッシュストレージシステムの売り上げを25%押し上げるだろう。
NVMeが進出する先は、リアルタイムのビッグデータ分析環境と、極めて遅延の影響を受けやすいシステムにまずは限定されるだろう。最終的には、ストレージの稼働をさらに高密度化するきっかけを作ることになると思われる。2020年までにはフォーチュン2000社(フォーチュン誌が発表する企業ランキング)のうち70%が、リアルタイムのビッグデータ分析用システムをミッションクリティカル(企業の最重要課題)と見なし、少なくとも1つは導入するはずだ。ミッションクリティカルと見なされるビッグデータ分析基盤が非常に少なかった過去と比べれば大きな飛躍になる。
グレッグ・ウォン氏
調査会社Forward Insightsの創設者兼プリンシパルアナリスト
NVMeのエンタープライズSSD市場は、OEMによる採用の増加と、SATA SSDから移行するデータセンターに後押しされる形で、2018年の終わりにはSATAエンタープライズSSD市場より大きくなるだろう。
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