Tableau Prep発表
「Tableau」のデータ準備作業を容易に、新ツール登場(2/2 ページ)
視覚的な魅力を狙うTableau Prep
「競合ベンダーが数ある中で、TableauのBIソフトウェアを際立たせている点は人間中心設計だ」と、プロダクトリサーチおよびコンサルティング会社であるImpact Analytix創業者のジェン・アンダーウッド氏は述べる。アンダーウッド氏は、Tableauが、この設計を新しいデータ準備ツールのUIに取り入れた点を評価している。
「Tableau Prepをテストしている経験から、私は、Tableauがパワフルで、実用的で楽しいユーザーエクスペリエンスをもう一度作り出したと感じていた」とアンダーウッド氏は述べている。データ準備作業を簡素化し、完了までの時間を短縮する以外に、このソフトウェアは「分析の“つまらない作業”を楽しくする」というのだ。
「Tableau Prepは賢い。そして、それは非常に実用的な賢さだ」と分析コンサルティング会社TreeHive Strategyのプリンシパルであるドナルド・ファーマー氏は同意する。「マッシュアップするデータソースの数が少ないデスクトップアナリストにとっては、このプロセスが単純かつ効果的なことは確かである」
しかし、ファーマー氏が実施した高レベルのテストに基づくと、Tableau Prep のパフォーマンスは、大きなデータセットを扱うときは「遅く、目に見えてインタラクティブ性が低くなると感じる」と語る。また、Tableau PrepをTableau Desktopとは別の製品にしたことで、「Tableauユーザーが行ってきた従来のワークフローを中断する」とも述べる。しかし、データを準備するために、Alteryxや他の外部ツールに頼らざるを得なかったユーザーにとっては、いずれにせよ大きな問題ではないかもしれないとも付け加える。
Alteryx以外にも、Datawatch、Paxata、そしてTrifactaなどのデータ準備ベンダーが存在する。ファーマー氏によると、Tableau Prepは低位レベルのデータ準備作業の範囲においては、ユーザーを取り込む可能性がある。「しかし、この流れはしばらく前から来ており、Alteryx社は、データサイエンス、マッピング、ガバナンス、高度な統合を強調するために、上位レベルに移動してきている」とファーマー氏は指摘した。Datawatchも同様にMonarch Swarmと呼ばれるチームベースのデータ準備にデータガバナンスとデータカタログ作成の機能をプラスした新製品を開発している。
全てのソフトウェアをサブスクリプションモデルに
Tableauは、1年前に基本的な価格モデルとしてサブスクリプション方式に移行し、新しいTableau Creatorサブスクリプションの一部としてTableau DesktopとTableau Prepを合わせて販売している。これは以前、同社が提供していたTableau Desktop Professional Editionのサブスクリプションを価格の変更なしに置き換えるものだ。現在1ユーザー当たりのサブスクリプション価格(オンプレミス版、クラウド版)は年額10万2000円(税別、以下同)である。Tableauによるホスティング版も同価格だ。
Tableauが発表した新たな価格表は、2種類の低価格オプションを含む。1つ目は、既に他社製品によりデータ準備が完了したデータセットを分析するユーザー向けの「Tableau Explorer」サブスクリプションで、もう1つはパブリッシュされたレポートとBIダッシュボードを表示するだけのユーザーに向けた新しい「Tableau Viewer」サブスクリプションだ。以前のTableau Serverサブスクリプションと似ているExplorerは、オンプレミス版、クラウド版が1ユーザー当たり年額5万1000円、ホスティング版は年額6万円だ。一方でViewerは、それぞれ年額1万8000円と2万2000円だ。
永久ソフトウェアライセンスを保有する既存の顧客は、引き続きその形式で新規の購入が可能だとアジェンスタット氏は述べる。しかし、新規の購入者はその選択肢を持たない、と付け加える。Tableauはサブスクリプションベースの価格設定に完全に切り替えたのである。
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