2018年に注目すべき脅威をチェック
「クラウドセキュリティ」の5大脅威 「API」「IoT」から人的ミスまで(2/2 ページ)
4.脆弱なシステムとAPI
API(アプリケーションプログラミングインタフェース)は、アプリケーションがクラウドサービスなど他のアプリケーションへ接続できるようにする。例えばクラウドベンダーのストレージリソースで、暗号化されたデータをやりとりできるようにするために、複数のAPIを使用したアプリケーションを開発している企業もある。こうしたAPI関連の欠陥が、クラウドに新たな脅威を引き起こす。
ソフトウェアの脆弱性に対する最も強力な防御は、開発者や運用スタッフが入念かつ迅速に脆弱性を解決することだ。脆弱性スキャンやパッチ管理などは、クラウドで稼働するソフトウェアの脆弱性の特定や軽減に役立つ。高度な開発手法を取り入れることにより、複雑な脅威のモデリング、コードの詳細なセキュリティレビュー、細かいペネトレーションテストが可能になる場合もある。
5.保護されていないIoTデバイス
インターネットに接続してデータをやりとりするモノのインターネット(IoT)デバイスは、これから数年にわたり、データ収集センサーやアクチュエーター(動きや力を発生させるデバイス)として何百億個と普及することだろう。各IoTデバイスはネットワークのエンドポイントとして機能し、IPアドレスや各種設定を備える。貧弱なソフトウェア設計や設定エラーなどが原因で、IoTデバイスが悪意のある操作に対して脆弱になり、データが漏えいする可能性がある。
IoTデバイスでは、設定やパッチ適用の高度な自動化が必要になる。自動化されたIoT管理ツールの使用により、数千~数百万個もの新たな攻撃ベクトル(攻撃経路)が生み出される。そのため、たった1つのエラーや見落としでも、知らず知らずのうちに脅威が増大することになる。
ソレノイド(電磁石を利用したアクチュエーター)やスイッチなど、数え切れないほど多く存在するIoTアクチュエーターも脅威の発生源になる。IoTアクチュエーターは、クラウドがホストするワークロードなどから、ネットワーク経由で送信されるコマンドに応答する。
次世代のIoTデバイスには、強力なネットワークセキュリティ機能を実装する必要がある。IoTデバイスの設定と管理を定期的に精査して、デバイスを最も安全な状態に保たなければならない。時間の経過とともになされる変更を漏れなくドキュメント化でき、ログ機能とアラート機能を備えるツールも必要になる。
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