コード記述を最小限に抑える
アプリ開発に適したOSSローコードプラットフォーム3選
企業は、可能な限り早くアプリを市場投入したいと考える。ローコードプラットフォームは開発プロセスを加速させる。優れた機能や柔軟なカスタマイズ性を持つオープンソースのローコードプラットフォームも登場している。
最小限のコード記述による開発「ローコード開発」用ツールのうち、オープンソースの開発ツールについて次のような考えを持つ人もいるだろう。「不安定で実績もない、機能も不十分、専門家によるサポートも提供されない」――そう考えているならば、評価を見直すべきだ。
ローコード開発、あるいはコードを全く書かない「ノーコード開発」はソフトウェア製作の本質を大きく変えつつある。ローコード開発では、テンプレートやあらかじめビルドされたフォーム、オブジェクトを使用できるため、アプリの配信とデプロイのスピードを上げられる。コーディング量も減るので、アプリ開発者の人数が少なくて済む。
オープンソースのローコード開発プラットフォームは、プロプライエタリ製品に比べてアプリのカスタマイズや所有権設定の柔軟性が高いため、普及が進んでいる。最新のオープンソース製品では、ベンダーのサポート、専門家によるコンサルティング、トレーニングなどが利用可能だ。さらに特定ベンダーへのロックインを回避し、コミュニティー全体からサポートを受けることもできる。しかし市場には現在多くの選択肢があり、企業は目的に合った適切なプラットフォームを見つけることが重要だ。
以下に、評価の高いオープンソースのローコード開発プラットフォームを3つ紹介する。
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ローコード開発プラットフォームの導入を検討する
オープンソースソフトウェアをさらに活用する
Skyve
「Skyve」はSaaS(Software as a Service)やクラウドベースのシステムを構築して提供する開発者、高度な機能を手っ取り早く活用したいユーザーなど、さまざまなタイプのユーザーが抱えるニーズを満たす。開発を容易にするため、50を超えるオープンソースのフレームワークとライブラリが含まれている。
Skyveはプラットフォームに依存しないため、一般的なデータベース、Webブラウザ、ハードウェアデバイスで動作する。「MySQL」「Microsoft SQL Server」「H2 Database」について、各製品固有の構成が利用できる。さらに、Skyveは「Java Platform, Enterprise Edition」(Java EE)でビルドされているが、別のプラットフォーム用のSkyveエンジンが提供される見込みもある。Skyveによって、ユーザーはアプリケーション設計の記述をソフトウェア製品に変換することができる。
VisionX
「VisionX」は、Webアプリ、モバイルアプリ、デスクトップアプリを構築できる。作成したアプリケーションはオンプレミスとクラウド両方でのデプロイが可能だ。コーディングが必要最小限で済むため、ビジネスユーザーやシステム開発に詳しくないユーザーでも、ビジュアルデザイナーインタフェースを使用してアプリを作成できる。
VisionXはアプリを開発するだけでなく、既存システムへ統合させることも可能だ。VisionXで作成したアプリのコードを取得できるので、ツールを使用せずにメンテナンスすることもできる。
MySQL、Microsoft SQL Serverや「Oracle Database」「MariaDB」「PostgreSQL」「IBM Db2」などのさまざまなデータベースにVisionXを導入できる。アプリケーションサーバとしては「Apache Tomcat」「Jetty」「Red Hat WildFly」(旧JBoss)「GlassFish」を利用できる。VisionXではApache License, Version 2.0(Apache License 2.0)で提供されているJavaのオープンソースフレームワークとライブラリが使用されており、ユーザーは他のJavaライブラリやフレームワークを追加することもできる。
Rintagi
「Rintagi」では、ERPプラットフォーム、CRM(顧客関係管理)システム、倉庫管理ソフトウェアなど、さまざまな種類のアプリケーションを構築できる。Rintagiには、会計ツール用、CRM用、Webデザイン用のテンプレートが含まれている。
ユーザーは、アプリケーションを構築するために最小限のコードを書くだけで済む。Rintagiは、Microsoft .NET、JavaScript、HTML、CSS、SQLなどの業界標準のフレームワークや言語でアプリケーションのコードを自動生成する。また、Apache License 2.0が適用されている。
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