それでもテープはよみがえる
テープの牙城、コールドデータ分野からテープが消える!?
アクセス頻度が低いコールドデータの保存には、やはりテープメディアが最適だ。しかし、盤石かと思われたこの市場にも変化が訪れようとしている。
ストレージの記事の見だしを飾るのは、いつもフラッシュやNVMeなどの高速ストレージやクラウドなど次世代の先駆けとなる技術だ。だがある意味、このような技術は特殊な例、つまり異常値だ。世界中の膨大なビジネスデータのほとんどはHDDやテープに保存されている。
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テープストレージは容量が増加し続ける見通しだ。またテープストレージが備える幾つかの重要なメリットにより、アクセス頻度が低いデータに最適な記憶媒体として今後も存在感を示し続ける可能性が高い。
このメッセージは、チューリッヒにあるIBMの研究施設で最新テープ技術部門のマネジャーを務めるマーク・ランツ氏が最近執筆した記事で伝えられている。
記録密度については、数百P(ペタ)Bのデータを保存できるテープカートリッジが間もなく登場するだろうと同氏は言う。これは2017年にIBMが行った発表を受けたものだ。IBMはテープとテープヘッド技術のナノスケールの進化を基に、テープの面記録密度の世界新記録を樹立したと発表した。
ランツ氏によると、この開発により標準テープカートリッジに最大330TBのデータを記録できるという。これは日本の端から端までの距離をやや上回る長さの書棚を埋め尽くすほどの容量に相当する。
このテープはまだ入手できない。現状のテープカートリッジの最大容量は非圧縮時で15TB(圧縮時30TB)だ。HDDの最大容量は60TB。フラッシュドライブは30TBだ。
だがテープには適応できない現代ITの重要なトレンドが1つある。
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