リアルタイム分析【前編】

誤解されがちな「リアルタイム」の定義とリアルタイム分析の重要性

一般論として、リアルタイムな意思決定はビジネスに寄与する。だが「リアルタイム」の定義は誤解されている。また、リアルタイムな分析が必要とは思えない場面もある。リアルタイムへの投資には熟考が必要だ。

 データ分析とBI(ビジネスインテリジェンス)の担当者は誰もが2つの課題に直面する。一つは増え続けるデータ量への対処。もう一つは迅速なデータ処理だ。

 ここ10年、データ量は飛躍的に増加している。2020年に生み出されたデータは59ZB(ゼタバイト)に上るとIDCは推定する。だが、意思決定者にとってデータ量はそれほど重要ではない。意思決定者が重視するのは、そのデータを行動に移せる情報にどれだけ素早く変換できるかだ。

 意思決定者の目標は人間の介在なしに即座に行動することだ。迅速な意思決定の必要性とデータ分析を機械学習や自律システムに結び付ける可能性により、リアルタイムまたはリアルタイムに近いデータ処理に向かうよう促されている。だが今のところ、リアルタイム分析は結果が投資を正当化する特殊なユースケースに限られている。

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