「5G」でのマネタイズの難しさ

「『5G』値下げ競争」早くも勃発 それでも通信事業者が稼ぐ“奥の手”とは

通信事業者各社は「5G」を刺激剤に、新たな伸びを見せようとしている。アジアを中心に早くも料金の値下げ競争が起こる中、5Gを安定した収益源とするために通信事業者が取り得る策とは。

 世界各国で「5G」(第5世代移動通信システム)によるネットワークへの接続が急速に進んでいる。調査会社Juniper Researchによると、世界における5G接続の総数は2021年の3億1000万件から、2026年には32億件に跳ね上がる見込みだ。

 Juniper Researchは2021年9月、5G関連市場の動向を分析したレポートを公開した。それによるとアジア太平洋地域が2026年までに、世界の5G接続の60%以上を占めるようになる。ユーザーが5Gを使って快適にネットワーク接続ができるようになるには、大容量のデータ処理を可能にするネットワーク最適化やミリ波(30-300GHzの周波数)といった技術の普及が鍵を握ると同社はみている。

 レポート執筆に携わったJuniper Researchのデイブ・ボウイ氏は、「日本、中国、韓国の通信事業者は軒並み、携帯料金を値下げし、5Gの利用を加速させている」と述べる。値下げによって、5Gによる1接続あたりの平均売り上げは2021年の29ドルから、2026年には17ドルに下がると同社は予測する。

値下げ競争に直面しても、通信事業者が「5G」で稼ぎ続けるすべは?

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Joe O’Halloran
Joe O’Halloran

編集者。米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でネットワーク分野を担当。5G(第5世代移動体通信システム)、IoT(モノのインターネット)、スマートシティーなどの記事を手掛ける。それ以前はフリーランスのジャーナリストとして活動。通信事業者Verizon Communicationsでコンテンツ制作に従事した経験も持つ。

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