「CO2削減」の具体的な成果につなげる

データセンター脱炭素のこつは? “最も持続可能な企業”のノウハウ

膨大な電力を必要とするデータセンターなどの事業において脱炭素を進めるにはどうすればいいのか。Schneider Electricの知見を基に、CO2削減のポイントをまとめる。

 二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを削減する「脱炭素」を効果的に進めるこつは――。長期にわたり脱炭素に取り組んできた企業は、着実に成果を生んでいる。データセンター分野ではGoogleが2007年にカーボンニュートラルを達成。同社は、事業活動からCO2を排出しない「カーボンフリー」を2030年までに達成するという新たな目標を掲げる。

 データセンター設備を手掛ける電機メーカーのSchneider Electricも、脱炭素を重視してきた企業だ。同社が脱炭素を含めたサステナビリティに関する独自のKPI(重要業績評価指標)を設定したのは、17年前の2005年のことだった。そのKPIを軸にした成長戦略を継続し、「Global 100」(世界で最も持続可能な100社、注1)では2021年に1位、2022年には4位に選出されている。

※注1 Global 100は世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で発表されることが通例の持続可能性に関する企業ランキング。カナダの出版社Corporate Knightsが作成。

 Schneider Electricは自社の経験を生かしたコンサルティングサービスを2021年に国内で開始した。日本法人のシュナイダーエレクトリックで新規ビジネス開発分野を統括する山中里織氏は「日本は脱炭素のポテンシャルが高い市場だ」と言う。「電力業界の自由化が進んだ」「電気代が他国と比べて比較的高い」「環境に関するリテラシーが比較的高い」といった市場特性があるためだ。ただし各企業がそのポテンシャルを発揮するには、取り組みを効果的に進めるポイントを押さえなければならない。

脱炭素を達成するこつは? 熟練企業のノウハウ

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