NHSが抱える「医療機器のセキュリティリスク」【後編】

「サポート切れソフト」を使い続ける英国の病院 現実解としての「自衛」は?

NHSトラスト(英国NHS傘下の公営病院)の一部で、医療機器のセキュリティギャップが課題視されている。古いソフトウェアで稼働する医療機器を使わざるを得ない場合、システム管理者が持つべき「自衛策」は。

 英国の国民保健サービス(NHS:National Health Service)はサイバーセキュリティ対策に力を入れているが、NHSトラスト(NHS傘下の病院運営組織。地域ごとに独立した公営病院)の一部はガイドラインに沿ったセキュリティ対策を実施できていない――こうした事実が、資産可視化・管理ツールベンダーであるArmisが情報公開請求をした結果から明らかになった。

 前編「『IoMT』(医療分野のIoT)が病院の新たなリスクに――英国調査で分かった事実」に続き、後編となる本稿も、Armisが公開したインフォグラフィックス「Healthcare Insights '21」の内容に基づき、NHSトラストにおける医療機器管理の問題と、サポート切れの医療機器を抱えるセキュリティリスクを考察する。

「サポート切れソフト」を使い続ける医療機関 脅威への「自衛策」は

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Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

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