「Web 3.0」を狙う“古い手口”【後編】

攻撃者自身もはまる? 「ソーシャルエンジニアリング」を軽視してはいけない

「Web 3.0」の脅威として、人間の脆弱性を悪用する「ソーシャルエンジニアリング」が挙げられる。最近は攻撃者自信がソーシャルエンジニアリングの餌食になることもあるという。何が起きているのか。

 「Web 3.0」(「Web3」とも)の構成技術の普及とともに、こうした技術を狙った攻撃活動が活発になりつつある。Web 3.0は、ブロックチェーン技術を使った分散型の次世代WWW(ワールドワイドウェブ、以下Web)だ。専門家はWeb 3.0でも攻撃者の手口はこれまでと変わらず、特に人間の心理を巧みに利用して機密情報を入手する「ソーシャルエンジニアリング」について注意を呼び掛けている。

 暗号資産(仮想通貨)を盗む手口に、攻撃者が「シードフレーズ」でユーザーのウォレット(暗号資産の仮想財布)にアクセスし、暗号資産を別のウォレットに移転させる手口がある。シードフレーズは、暗号鍵の生成に使うランダムな文字列だ。実はこの手口を使った攻撃者が、他の攻撃者から狙われる場合がある。

攻撃者でもはまる 「ソーシャルエンジニアリング」の軽視できない危険性

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Shaun Nichols
Shaun Nichols

15年以上にわたる記者経験を持ち、まだスマートフォンがなかった時代から企業向けIT市場を取材してきた。組み込みシステム開発やスーパーコンピュータなど幅広い分野をカバー。米TechTargetの記事を執筆する傍ら、米エネルギー省(DOE)の研究所であるLawrence Berkeley National Laboratory(ローレンス・バークレー国立研究所)の出版物や企業IT情報サイト「The Register」にも寄稿している。サンフランシスコのベイエリアに住み、趣味は料理、ガーデニング、ビデオゲーム、スポーツ観戦。NFL(ナショナルフットボールリーグ)チーム「San Francisco 49ers」やMLB(メジャーリーグベースボール)チーム「San Francisco Giants」の大ファンだと自称する。

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