行政サービスにおけるAI活用【前編】

“デジタル先進国”エストニアの国民向け「仮想アシスタント」開発の裏側

エストニア政府は、行政サービスの仮想アシスタントの運用を開始した。AI技術や音声認識技術を活用した先進的なプロジェクトはどのように開始し、どこまで進んでいるのか。

 エストニア政府は行政サービスの仮想アシスタント「Bürokratt」の運用を2022年に開始した。この仮想アシスタントは行政サービスを利用する国民に対し、パーソナライズ化したサポートサービスを提供する。

 BürokrattはAppleの仮想アシスタント「Siri」に似ており、申請書の提出や支払処理などのサポートができる。サービスは全て音声を用いて利用可能だ。他にも、運転免許証の更新や出生届の提出、確定申告などのタスクをリマインドするサービスも提供するという。

 エストニア政府はBürokrattを活用することで、数百万ユーロの管理コスト削減の他、行政サービスの利便性向上などを見込んでいる。エストニアはITを行政サービスに取り入れる「電子政府」の構築を他国に先駆けて進めてきた。参考になる先例がほとんどない中、どう取り組んできたのか。

“デジタル先進国”エストニアの「仮想アシスタント」開発までの道のり

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