Chromium脆弱性「CVE-2022-3656」を理解する【前編】

プロ調査で明らかになった「Chrome」の“25億人に影響”する脆弱性とは?

「Chromium」ベースのWebブラウザに見つかった脆弱性「CVE-2022-3656」を悪用すると、攻撃者は機密ファイルを盗み出すことができる可能性があるという。どのような脆弱性なのか。その影響とは。

 セキュリティベンダーImpervaの研究者は、Googleの「Chrome」およびオープンソースの「Chromium」ベースのWebブラウザに潜む、危険な脆弱(ぜいじゃく)性「CVE-2022-3656」を発見した。CVE-2022-3656を悪用すると、攻撃者は世界中の25億人以上のエンドユーザーから、機密ファイルを盗めるようになる可能性があるという。Chromiumベースの主要なWebブラウザには、Chromeに加えてMicrosoftの「Microsoft Edge」がある。

Chromeを危険にした“あの処理”に潜む脆弱性

 2022年、ImpervaのセキュリティチームがCVE-2022-3656を発見した。CVE-2022-3656の発見者である同社のロン・マサス氏によると、ChromiumベースのWebブラウザには“ある処理”に脆弱性が存在していた。それは、

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Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

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