Webブラウザのメモリ使用量には、どの程度の違いがあるのか。主要なWebブラウザ「Google Chrome」「Microsoft Edge」「Firefox」を使って、それぞれのメモリ使用量を測定するテストを実施した。その結果は。
企業がWebブラウザによるメモリ使用量を抑えるためには、まずはメモリ使用量の見える化が重要になる。Webブラウザによってメモリ使用量は異なるからだ。あるテストをすれば、Webブラウザごとのメモリ使用量が分かる。どのようなテストなのか。
Webブラウザごとにメモリの使用方法が異なる。1つもしくは複数のWebページを開くだけでは、Webブラウザのメモリ使用量を正確に把握することはできない。簡単なテストをすれば、Webブラウザのメモリ使用量が異なることは分かる。
ここでは、主要なWebブラウザ「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Firefox」を対象としてテストを実施した。テスト結果は、各Webブラウザでそれぞれ1つのタブを開いたときの測定値だ。第2回で紹介した、MicrosoftのOS「Windows」のコマンド実行機能「Windows PowerShell」のコマンドを使用して、各Webブラウザのメモリ使用量を計測した。
以下は、Windows PowerShellで計測する際に、各Webブラウザに関連付けるプロセス名だ。
Google Chromeは、使用統計とクラッシュレポート(ソフトウェア異常終了の報告)をGoogleに送信する機能の処理を含む。ただし、これは計測には反映されない。
各Webブラウザのメモリ使用量は下記の通りだった。
この計測結果だけで、どのWebブラウザを自社で使うかを決定すべきではない。しかしWebブラウザがメモリをどれほど使用しているかを知ることは、一つの判断材料にはなる。
第4回は、Webブラウザのメモリ使用量の「変化」に着目する。
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