「Excel」の関数「LARGE」を使う際に「ヘルパー列」を組み合わせると、数式を単純化できることがある。そもそもヘルパー列とは何なのか。使用のこつは。
Microsoftの表計算ソフトウェア「Microsoft Excel」には、ある範囲内のデータの中から、指定した順位の大きさのデータを算出する関数「LARGE」がある。LARGEを使う際には「ヘルパー列」を追加すると、数式を単純化できる。
複雑な数式や難しい操作を簡略化するために用意する、補助的な列がヘルパー列だ。画面2-1の例では、ヘルパー列を使用して最大値を返している。
画面2-1の例では、まずセルE3からE5に、1、2、3の数字を入力してヘルパー列を作成する。セルのD3に、
=LARGE(B:B,E3)
と入力すると、B列の最大値を表示する。同じ結果は、最大値を求める関数「MAX」でも得ることは可能だ。LARGEの場合、D3の数式をD4、D5にコピーすると、それぞれB列で2番目に大きい値を算出する数式、3番目に大きい値を算出する数式を生成できる。
ヘルパー列を使わない場合、数式を下のセルにコピーするにつれてLARGEの2番目の引数である「順位」が自動的に増加するようにするには、連続番号を振る関数「ROW」を最初の数式に使用して、
=LARGE(B:B,ROW(1:1))
と入力する。ROW(1:1)の値は1であり、LARGEは1番目に大きい値を返す。数式を下にコピーすると、ROWの引数が「2:2」に変わる。そうすることでLARGEは2番目に大きい値を返すことになる。3番目以降も同様だ。
第3回は、LARGEがうまく機能しない「よくある失敗例」を解説する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
情報の量と種類が急増する今、社内の各種ツールに散在する情報を単一の保存先で管理することはますます難しくなった。こうした情報を部門を超えて連携させて、効率的に活用するには、どうすればよいのか。4社の事例を基に、解決策を探る。
文書や画像、動画などのコンテンツ管理は、企業の規模が大きくなるにつれて難しくなる。チームやプロジェクトごとに社内外で情報を共有したり、法的保存義務のある文書などを適切に管理したりするには、どのようなアプローチが有効なのか。
あるハウスメーカーでは、約300箇所に展開する展示場と本社との情報共有に課題を抱えていた。従来はLotus Notesの掲示板機能を使用していたが、それでは異なる種類の文章を一元管理できなかったという。同社の解決方法を詳しく解説する。
グローバルで生産販売事業を展開しているあるメーカーでは、既存の文書管理システムの非効率さや、訴訟時のeディスカバリ対応などに課題を抱えていた。同社はこれらの課題を解消すべく、文書管理システム刷新に踏み切った。
業務効率化やコスト削減を目的にさまざまな業務で紙からの脱却が進む中、「取引先の希望でFAXを廃止できない」といったFAX運用の課題を解消すべく、クラウドFAXへの期待が高まっている。その導入メリットを解説する。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...