Webブラウザは使用期間が長くなると、メモリ使用量が増える場合がある。このことを簡単な“実証実験”で示す。その結果は何を意味するのか。
Webブラウザによるメモリ使用量を把握したり、抑制したりするに当たり、さまざまな注意点がある。その一つは、同じWebブラウザでもメモリ使用量が変化することだ。どういうことなのか。
企業がWebブラウザの使用に当たって忘れてはいけないのは、Webブラウザを閉じたときに、メモリが解放されるとは限らないということだ。第3回「「Chrome」「Edge」「Firefox」のメモリ使用量はどれだけ違う? 測定してみた」で紹介したテストでは、MicrosoftのWebブラウザ「Microsoft Edge」を閉じた直後、関係する5つの処理がPCでまだ実行されていることが確認できた。
Webブラウザのメモリ使用量は時間とともに変化する可能性があることにも留意すべきだ。今回のテストは、Webブラウザをインストールした直後に実施した。Webブラウザは使用期間が長くなればなるほど、メモリ使用量が増える場合がある。
この点を実証するために、Microsoft Edgeで動画投稿サイト「YouTube」のタブを開いて確認した。メモリ使用量を計測し、Webブラウザを閉じる。その後、再度Webブラウザを起動し、YouTubeを開いては閉じる――といった手順を数回繰り返す方法だ。この工程の度にメモリ使用量を測定すると、最初のメモリ測定値に対して2回目以降の測定値は明らかに増加していた。
Webブラウザのメモリ使用量はさまざまな要因によって大きく変化する。そのため、企業は個々の測定値を、Webブラウザの状態を把握する上での「絶対の値」と見なすべきではない。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
トランプ氏当選でイーロン・マスク氏に追い風 過去最高の投稿数達成でXは生き延びるか?
2024年の米大統領選の当日、Xの利用者数が過去最高を記録した。Threadsに流れていたユー...
トランプ氏圧勝で気になる「TikTok禁止法」の行方
米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利した。これにより、TikTokの米国での将来は...
インバウンド消費を左右する在日中国人の影響力
アライドアーキテクツは、独自に構築した在日中国人コミュニティーを対象に、在日中国人...