Webブラウザは使用期間が長くなると、メモリ使用量が増える場合がある。このことを簡単な“実証実験”で示す。その結果は何を意味するのか。
Webブラウザによるメモリ使用量を把握したり、抑制したりするに当たり、さまざまな注意点がある。その一つは、同じWebブラウザでもメモリ使用量が変化することだ。どういうことなのか。
企業がWebブラウザの使用に当たって忘れてはいけないのは、Webブラウザを閉じたときに、メモリが解放されるとは限らないということだ。第3回「「Chrome」「Edge」「Firefox」のメモリ使用量はどれだけ違う? 測定してみた」で紹介したテストでは、MicrosoftのWebブラウザ「Microsoft Edge」を閉じた直後、関係する5つの処理がPCでまだ実行されていることが確認できた。
Webブラウザのメモリ使用量は時間とともに変化する可能性があることにも留意すべきだ。今回のテストは、Webブラウザをインストールした直後に実施した。Webブラウザは使用期間が長くなればなるほど、メモリ使用量が増える場合がある。
この点を実証するために、Microsoft Edgeで動画投稿サイト「YouTube」のタブを開いて確認した。メモリ使用量を計測し、Webブラウザを閉じる。その後、再度Webブラウザを起動し、YouTubeを開いては閉じる――といった手順を数回繰り返す方法だ。この工程の度にメモリ使用量を測定すると、最初のメモリ測定値に対して2回目以降の測定値は明らかに増加していた。
Webブラウザのメモリ使用量はさまざまな要因によって大きく変化する。そのため、企業は個々の測定値を、Webブラウザの状態を把握する上での「絶対の値」と見なすべきではない。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
エンタープライズ向け技術は、Linuxを中核に据え、オープンソースで動作しているものが多い。しかし近年、一部のベンダーが契約による囲い込みを強めており、ベンダーロックインのリスクが高まっている。安定したLinux運用を実現するには?
ITサービスへの要求は年々増大しており、その対応を手作業でカバーするには限界がある。そこで導入されるのがITSMツールだが、特に自動化機能には注意が必要だ。自社に適した運用自動化や作業効率化を実現できるのか、しっかり吟味したい。
業務効率を高めて生産性を向上させるために、多くの企業がITシステムの導入を進めている。しかし、自社の業務に合わないITシステムを導入してしまっては、逆に生産性が低下する可能性も高い。この問題をどう解決すればよいのだろうか。
世界中で広く利用されているChromeブラウザは、業務における重要なエンドポイントとなっているため、強固なセキュリティが必要となる。そこでChromeブラウザを起点に、企業が安全にWebへのアクセスポイントを確立する方法を紹介する。
Google Chromeの拡張機能は生産性の向上に不可欠な機能であり、ユーザーが独自にインストールできる一方、IT管理者を悩ませている。ユーザーデータを保護するためにも、効率的な運用・監視が求められるが、どのように実現すればよいのか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。