快適に動作していたWebブラウザが、突然応答しなくなることがある。その主な原因が、メモリ使用量の増加だ。なぜWebブラウザは、メモリを使用し過ぎてしまうのか。
Webブラウザは大量のメモリを使用する場合がある。メモリの使用量が増えてコンピューティングリソースが逼迫(ひっぱく)すると、業務に悪影響が出かねない。IT管理者は、まずはWebブラウザが大量のメモリを使用する理由を知っておく必要がある。
Webブラウザは、Webページのさまざまな構成要素をキャッシュ(一時保存)するためにメモリを使用する。メモリはストレージと比べて、データ読み書きなどのパフォーマンスが高い傾向がある。Webブラウザはパフォーマンス向上を重視するため、キャッシュの保存先としてメモリを積極的に使う。そのことから、メモリを大量に使用することになる。
昨今はWebページがさまざまなコンテンツを含んでいる。WebブラウザはWebページを表示する際、レンダリング(画像や音声の生成)をする必要がある。レンダリングのためのデータ処理はメモリ使用量の増加につながる。
最近のWebブラウザは複雑なデータ処理ができるよう、設計が進化している。例えば複数の処理を並列実行するために、1つのWebブラウザが複数のプロセス(プログラム)を立ち上げることがある。これによりパフォーマンスの向上が見込めるものの、メモリ使用量が増えやすくなるのがデメリットだ。
第2回は、Webブラウザのメモリ使用量を測定するための方法を紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
在任期間は短くても将来は明るい? データが示すCMO職のさらなる出世の可能性
CMOの約3分の2はポジションを離れた後、社内で昇進するか、他のブランドで同等またはより...
「押し付けがましい広告」が配信されたとき、消費者はどう感じるか
消費者は個人データに依存した広告よりも、記事などのコンテンツの文脈に沿っている広告...
SNS発信のベストな時間帯(2025年版) InstagramとFacebook、TikTokでどう違う?
Hootsuiteが2025年版のソーシャルメディア最適投稿時間を公開。各プラットフォームごとの...