快適に動作していたWebブラウザが、突然応答しなくなることがある。その主な原因が、メモリ使用量の増加だ。なぜWebブラウザは、メモリを使用し過ぎてしまうのか。
Webブラウザは大量のメモリを使用する場合がある。メモリの使用量が増えてコンピューティングリソースが逼迫(ひっぱく)すると、業務に悪影響が出かねない。IT管理者は、まずはWebブラウザが大量のメモリを使用する理由を知っておく必要がある。
Webブラウザは、Webページのさまざまな構成要素をキャッシュ(一時保存)するためにメモリを使用する。メモリはストレージと比べて、データ読み書きなどのパフォーマンスが高い傾向がある。Webブラウザはパフォーマンス向上を重視するため、キャッシュの保存先としてメモリを積極的に使う。そのことから、メモリを大量に使用することになる。
昨今はWebページがさまざまなコンテンツを含んでいる。WebブラウザはWebページを表示する際、レンダリング(画像や音声の生成)をする必要がある。レンダリングのためのデータ処理はメモリ使用量の増加につながる。
最近のWebブラウザは複雑なデータ処理ができるよう、設計が進化している。例えば複数の処理を並列実行するために、1つのWebブラウザが複数のプロセス(プログラム)を立ち上げることがある。これによりパフォーマンスの向上が見込めるものの、メモリ使用量が増えやすくなるのがデメリットだ。
第2回は、Webブラウザのメモリ使用量を測定するための方法を紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...