“SEO狙いサイト”を排除するGoogle「ヘルプフルコンテンツアップデート」とは検索結果のランキングを向上させるための8つのポイント【第3回】

検索エンジンのGoogleは「ヘルプフルコンテンツアップデート」を実施した。これにより、検索結果の順位が変動する可能性がある。ヘルプフルコンテンツアップデートで評価されるWebサイトの特徴を説明する。

2023年01月13日 08時15分 公開
[Amanda HetlerTechTarget]

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 検索エンジンのランキング上位に自社のWebサイトが表示されるようにするには、エンドユーザーのユーザー体験を向上させる必要がある。検索エンジンの検索結果の上位に自社のWebサイトを表示させるための8つのポイントのうち、3つ目を紹介する。

3.Googleの「ヘルプフルコンテンツアップデート」の“真意”を理解する

 検索エンジン大手のGoogleは2022年8月に、「ヘルプフルコンテンツシステム」(helpful content system)のアップデート(ヘルプフルコンテンツアップデート)を開始した。ヘルプフルコンテンツシステムは、検索エンジンの対策に特化したWebページではなく、エンドユーザーにとって有益な情報が記載されているWebページを優先して、検索結果に表示する仕組みだ。

 Googleのヘルプフルコンテンツシステムは、「検索エンジンのランキング上位掲載を目的とした情報」ではなく、「人間味のある情報」を評価することに主眼を置いている。Googleは、Webサイトがエンドユーザーに満足感を与えているかどうかを判断するための、以下の基準を公開している。

  • Webサイトに特定のテーマがあるかどうか
  • エンドユーザーが満足する内容かどうか
  • エンドユーザーが学べることは何か
  • コンテンツが、製品やサービスに関する直接的な知識や専門性を示しているかどうか
  • エンドユーザーのターゲット層が明確かどうか
  • コンテンツが人々の役に立つように書かれているかどうか

 Webサイトの内容は、よく検索されるトレンドトピックばかりに注力するのではなく、自社の事業に合う内容にした方がよい。Webサイトの質を高めるには、Webサイトのターゲット層を把握し、業界やビジネス、顧客のニーズに基づく情報に絞って掲載することが重要だ。Webサイト内の複数のページに重複した内容が掲載されていると、検索結果の順番に悪影響を及ぼす可能性があるため、重複がないようにする。


 第4回は、8つのポイントのうち、4つ目を紹介する。

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