生産性を高めるTeams機能を比較【前編】
「Teams Premium」と「Teams向けCopilot」の“生成AI機能”は何が違うのか
「Teams Premium」と、Teams向けの「Copilot」で生成AI機能を使うことができる。両者には違いもあれば、重複する機能もある。それぞれの機能を解説する。
Microsoftは、Web会議ツール「Microsoft Teams」(以下、Teams)のエンドユーザーが生産性を高められる機能をそろえている。同社はTeamsのライセンス保有者向けに「Microsoft Teams Premium」を用意している一方、Teams向けの業務支援ツール「Copilot」も提供している。両者には異なる点と重複する点の両方が存在する。それぞれにどのような機能があるのかを確認しよう。
「Teams Premium」と「Teams向けCopilot」の違いとは?
Teams Premium
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Microsoftサブスクリプションの基本
Microsoft Teams Premiumは、Teamsの基本機能に加え、以下をはじめとする機能を追加できるアドオンライセンスだ。
- 機能を制御するテンプレートを、会議の目的ごとにあらかじめ用意し、会議設定時に使用できる機能
- 会議主催者がコンテンツ共有を制御できる機能
- 投影するコンテンツに透かしを入れたり、録画可能な参加者を制限したりできる。
- 一対多のコミュニケーションができる「タウンホールミーティング」の参加人数を最大2万人に拡大できる機能
- タウンホールミーティング向けに、帯域幅(回線容量)を調節する企業向けコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)を提供する
- ウェビナー向けの機能
- 会議参加者の登録状況の管理や、イベント期間、参加人数、滞在時間を分析したレポートの作成など
AI(人工知能)技術ベンダーOpenAIの大規模言語モデル(LLM)を使用し、以下の機能も提供している。
- 会議内容を要約する機能
- 会議内容を踏まえ、参加者にアクションアイテム(タスク)を割り当てる機能
- 会議中の発言をリアルタイムで文字に起こし、翻訳した文章を表示する機能
Microsoft Teams Premiumを利用するには、営利組織、政府機関、または非営利組織向けのTeamsライセンスが必要になる。利用料金は、1ユーザー当たり月額1049円(2024年6月30日までの初回価格)だ。
Teams向けCopilot
Copilotは生成AI(ジェネレーティブAI)技術を活用する業務支援ツールだ。LLM、エンドユーザーがオフィススイート「Microsoft 365」で生成するデータにアクセスできるAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)群「Microsoft Graph」から得られるデータ、Microsoft 365のアプリケーションの組み合わせで構成されている。Teams向けCopilotは、Microsoft 365の各アプリケーションでCopilotを使えるようにするライセンス「Copilot for Microsoft 365」に含まれる。提供する機能の一例は以下の通りだ。
- 会議内容を自動で要約する機能
- 会議参加者が質問したり、見逃した情報をキャッチアップしたりするためのチャットbot
- チャットから会議のアジェンダを作成する機能
- 参加者にアクションアイテムを割り当てる機能
- チャットでのディスカッションを要約する機能
- エンドユーザーが、過去のチャットだけではなくプレゼンテーションやドキュメントとして保存しているデータも照会したり、チャットの会話に基づいてドキュメントを作成したりできるようにする機能
Microsoftは、Copilotをクラウド電話サービス「Teams電話」にも導入し、通話の要約と分析に活用する計画だ。Teams向けCopilotを含むCopilot for Microsoft 365のライセンス料金は、1ユーザー当たり月額4497円となっている(2024年4月16日時点)。
後編は、目的に応じてMicrosoft Teams PremiumもしくはTeams向けCopilotを選定する際のポイントを解説する。
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