時代が求める「50歳以上のITエンジニア」【中編】

人材不足の解消を「定年退職者の現役復帰」にすがる企業の焦燥

定年退職や早期退職を経て、悠々自適の余生を送る50歳以上の中高年齢者。人材不足が慢性化するIT業界は、こうした中高年齢者の現役復帰に活路を見いだそうとしている。突き動かすのは切迫感だ。

 職に就いておらず、積極的に就職先を探していない――。こうした人を、英国政府は「経済的不活動者」(Economically Inactive)と呼ぶ。経済的不活動者は増え続けているわけではない。それでも、より多くの人を仕事に復帰させることは、英国において依然として重要な課題となっている。

「定年退職者の現役復帰」がなぜ必要か

 復帰を促す対象の中で特に重要なのが、定年退職や早期退職をした、50歳以上の中高年齢者だ。

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