ロシアで広がるライセンス違反【後編】

ベンダー撤退のロシアで広がる「並行輸入」「ライセンス無視」の無法なIT利用

ウクライナ侵攻を機にロシア国内からIT企業を含むさまざまな企業が撤退した。同国政府は経済活動に関わる商品を入手できない事態を避けるため、並行輸入を認めた。企業は安心してIT製品を使えるのだろうか。

 2022年2月にロシアが開始したウクライナ侵攻に反対する西側諸国のIT企業が、ロシアから続々と撤退した。IT企業の製品やサービスを使ってきたロシア国内の企業は、ライセンス切れをもって窮地に立たされることになった。その解決策としてロシア政府が出した答えが「並行輸入」だ。並行輸入を実現できれば、国内企業がIT製品をこれまで通り使うことができるというのが同国政府の考えだ。だが、IT製品さえ手に入れば問題が解決するわけではない。そもそも並行輸入とは何なのか。

IT製品の並行輸入がはらむ問題とリスク

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