人間とAIの共存には何が必要なのか【第1回】
もはや“古典的な問い”になった「AIは敵か味方か」に有識者が出した答えは?
人工知能(AI)技術の台頭は、「人間にメリットをもたらす」という見方がさまざまな分野に行き渡りつつある。だがそれに反対する意見もある。各業界の有識者が議論して出した結論とは。
人工知能(AI)技術の台頭が世界中で話題になっている。AI技術のもたらすメリットだけでなく、リスクに関する懸念も浮上し、「AIは敵か味方か」という議論が巻き起こっている。AI技術の今後の道筋がまだ明確ではない中、英国のスタートアップ企業や起業家が参加する組織Here Eastは、各分野の専門家を集めてこの問題を掘り下げた。どのような結論を導き出したのか。
「AI技術は敵か味方か」に明白な答えはあるのか
Here Eastは「AIは敵か味方か」というテーマについて議論するため、ビジネスや技術、クリエイティブ、法律、学術などさまざまな分野の第一人者を集めた。導き出した答えは、「AI技術は利用する方法によって味方にも敵にもなり得る」ということだ。
医学研究やビジネスの効率化、廃棄物や汚染の削減に至るまで、より良い社会を作る目的でAI技術を使用した場合のメリットは明白だ。例えば、医療における活用がその一つだ。身体が麻痺(まひ)した患者の脳波をAIモデルに読み取らせ、筋肉に指示を送るデバイスと併せて使用することで、再び歩行が可能になった事例がある。脳の活動を情報に変換するAI技術ベースのデコーダーは、神経疾患や脳卒中で発声機能を失った患者が再び声を発せるようになる治療の先駆けになっている。
他にもAI技術は、気候危機の解決にも役立つ。気候の大規模データセットをAIモデルに読み取らせて予測することで、従来は予測困難だった気象現象を予測したり、予測の速度を速めたりできる。
第2回は、AI技術の活用を推進するために取り組むべき点を紹介する。
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
技術文書・技術解説
[アトラシアン株式会社] IT運用や従業員サポートは生成AIでどう変わる? 使い方や導入の流れは? -
製品資料
[株式会社みらい翻訳] 音声翻訳活用の課題を解決、“本当に使える”ツールの特徴とは? -
製品レビュー
[Wrike Japan 株式会社] 400店舗を支えるWalmart Canada、散在する情報やアナログな管理をどう変えた? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] 年間100件超のDXプロジェクトを統合管理、JERAはどのように実現した? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] グローバルなクリエイティブ業務を合理化、エスティーローダーに学ぶ実践のコツ
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
2
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
3
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
4
全社標準Copilotに絶望? MS Copilotで問い合わせ6割減できた企業は何が違った
-
5
9割が頓挫する「AI内製化」 差がついたのはツールより設計力
-
6
「コンテナ型データセンターの検討状況と課題」に関するアンケート
-
7
SESや多重請け案件の“負のループ”を脱却、中小のシステム開発会社を救う策
-
8
AI全部入り「Microsoft 365 E7」に企業が二の足を踏む訳 移行意向はわずか4%
-
9
JSONをやめてPythonで送る トークン消費を約7割抑えるAIの設計
-
10
“脱表計算ソフト”で深夜作業を解消 JTOWERが取り組む経営管理DXの裏側
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
2
生成AIで文書活用を進めるには? 効率化と安全性をどう両立する
-
3
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
4
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
5
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
「スクラム」と「カンバン」の違いとは? アジャイル型開発手法を徹底比較
-
9
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
10
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー