5Gのミリ波普及の課題は【前編】

5Gの鍵「ミリ波」だからできる“3つの用途”を解説

「5G」(第5世代移動通信システム)が英国で正式に商用化してから、2023年現在で4年が経過した。ミリ波を用いる5Gは通信速度や遅延にメリットがあるものの、普及するには課題がある。

 「5G」(第5世代移動通信システム)で使う電波は6GHz帯以下の「サブ6」、24GHz帯以上など高周波数帯の「ミリ波」の2つに分類される。どの周波数帯からミリ波として扱うかは、国や組織によって異なるが、調査会社IDTechExは24GHz以上の周波数帯の電波をミリ波として定義している。

 2023年現在、5Gの導入事例はほとんどサブ6によるものだ。IDTechExは、ミリ波はサブ6の電波と比べて、データ伝送速度の速さ、レイテンシ(通信の遅延)の低さ、帯域幅の広さといった長所はあるものの、基地局の設置に必要な投資額に見合うほどのメリットは現状ではないと報告している。ミリ波を用いた5Gは現状で何に使えて、何が課題になっているのか。

「ミリ波」だからこそ可能な“3つの用途”は?

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Joe O’Halloran
Joe O’Halloran

編集者。米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でネットワーク分野を担当。5G(第5世代移動体通信システム)、IoT(モノのインターネット)、スマートシティーなどの記事を手掛ける。それ以前はフリーランスのジャーナリストとして活動。通信事業者Verizon Communicationsでコンテンツ制作に従事した経験も持つ。

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