EVレーシングカーの改良【前編】

電気自動車のF1「フォーミュラE」の進化が“意外なほど”に面白い理由

電気自動車(EV)のレース「フォーミュラE」の出場チームは、デジタルツインなどの技術を活用して車体の改良を重ねている。EV特有の技術条件などを解説する。

 「電気自動車(EV)のフォーミュラ1(F1)」と呼ばれる自動車レースが「ABB FIA Formula E World Championship」(以下、フォーミュラE)だ。2023年のシーズン中は、米国のオレゴン州ポートランドやインドネシアのジャカルタなど、世界中の都市で開催された。シーズン最後のレースは、Jaguar(ジャガー)やMaserati(マセラティ)、Porsche(ポルシェ)、McLaren(マクラーレン)などの大手自動車ブランドのチームを含む11チーム、22台の車体と22人のドライバーが、約2キロ、20ターンのコースでしのぎを削った。

 フォーミュラEの出場チームは、コンピュータシミュレーションなどのデジタル技術を駆使してレーシングカーの改善に取り組む。競技における技術開発は、普段公道を走るEVの性能向上にもつながるという。

驚異的に進化する「フォーミュラE」 F1との違いは?

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